写真館 二千年一夜














兵庫県大屋町
2008年4月12日
樽見の大桜

国の天然記念物に指定されている県下最大のエドヒガン桜。
樹高13.8m、幹回りは6.3m、樹齢は1000年を越えるともいわれ、
その昔、出石藩のお殿様が花見に訪れた桜の名所で、
地元の人々からは「仙桜」とも呼ばれている。

長年の風雪から樹勢が弱まり、大枝も枯れたり折れたりするなど枯死が危ぶまれたが、
地区の有志や樹木医の献身的な活動により治療を大規模に施し、近年では持ち直しつつある。
なお、治療と保護のため根元周りには柵や大枝を雪から保護するための櫓などが組まれている。


〜goodtimeの追想〜

竹田城址の桜と雲海を狙ってみたが見事に不発に終わり、
樽見の大桜を目指して大屋町へ向かう。
7時20分、相変わらず晴れる様子は無し。
駐車場から桜まで約400m急な坂道を上る。
ただでさえ睡眠不足と長距離移動で疲れているが満開の桜が待っているかと思うと気力が自然と出てくる。

前回訪れた時は少し見頃を過ぎて葉が目立っていたのでさほど感動は無かったが、
今回は樹齢1000年の重みを感じさせる素晴らしい姿を拝ませてもらった。
ジャングルジムの支柱も未だ健在!
5年後には取れると看板にも書いてあるが、このジャングルジムが樽見の大桜らしさがあって老樹らしさを感じらせられる。
撮影ポイントは場所によって限られており、いかに支柱を桜に溶け込ませるかがポイントとなる。
ウロウロしてみたが小屋を背に向けて撮影する以外良い場所は無さそうで、
一応撮影はしたが平凡なショットとなってしまった。

撮影を終えた9時頃にはカメラマンや観光客も徐々に増えていく。
急な坂道が続いているので何も知らずに来たお年寄りは苦労されていた。





写真館 二千年一夜