写真館 二千年一夜














































久井の冬ホタル
広島県三原市
2007年12月28日

三原市久井町吉田地区に約3万5000個のペットボトルを使って製作。
夏に蛍の光が美しい久井町でペットボトルと
電飾を使用してイルミネーションで演出したものを冬ホタルと呼んで冬の夜空を彩る。


〜goodtimeの追想〜

仕事納めの29日、無理に今日行く理由は無いが明日から寒くなるという天気予報と、
家からそんなに遠くないのでドライブがてら行ってみる。
21時に家を出て50分かけて移動。
気温は4度を示しているが思ったほどそんなに寒くない。

久井町といえば父親の祖母の実家が久井町で小さい頃に何度か訪れたことがあった。
もう何十年も行っていないし夜なので懐かしさも見覚えのある風景もわからない。
そんな暗い夜道を進んでいくと吉田地区の中央にあるグランドに辿り着いた。
グラウンドに到着するとそこは期待と予想を大きく上回る素晴らしいイルミネーションが広がっており、
会場には誰1人おらず静寂と輝きのみで貸し切り状態だった。

今年は桃太郎というテーマに沿って演出されており、
川に流れてくる桃をイメージしたり、鬼が島があったり「日本一」とうい文字があったり、
中でも1番のお気に入りは水車が廻る小屋だった。
静かな会場に水車の廻る音だけが延々と響いていた。
構図を練っている間に数人地元の人らしき人が訪れるがちょっと立ち寄る程度ですぐ帰っていった。
23時まで点灯しているので遅い時間に訪れる物好きはまずいないだろうと思い、
それが狙いで敢えて遅い時間にやって来ている。
構図もある程度練ったところで撮影開始。
最近は青色LEDが流行りだが、ここは青、赤、緑など多彩な電飾を使用されており、
人混みも無し、焚き火で夜空を汚すことも無し、
静寂な夜に空を見上げれば広がる星空。
庄原や東京のイルミには比べものにならないが、
派手な演出や混雑が苦手な人は心癒されるイルミネーションである。

撮影を終えて消灯時間の23時を過ぎても未だ点灯しているが、
いつになったら消灯するんだろう?
もしかして先ほど訪れた人が管理人だったのかな。
こんな平日の夜中に物好きがいる!と思われたかも(笑)





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