写真館 二千年一夜




伊東温泉とっておき冬花火
静岡県伊東市
2007年12月22日

伊東温泉で行われる冬の一大イベント。
場内ではフリーマーケットや太鼓の演奏、
冬のよさこいソーズラ祭り総踊りが行われる。
また先着で温泉たまごを無料で配られる。
祭りの最後には庭園花火や大空中スターマインなど約1000発の花火が打ち上げられる。


〜goodtimeの追想〜

12月の3連休は東京で行われるCHAGE&ASKAのライブに参戦するため、
それを中心に伊東、茂木、東京都内のイルミ撮影と計画を立てた。
始発の5時20分に東尾道駅を出発して伊東に着くのは13時間後。
その日の夜はあまり寝ていなかったせいか電車内でウトウトしているうちにあっという間に名古屋まで来た気分だった。
静岡は相変わらず長く感じるが久々に見る車窓の景色はどことなく懐かしさを感じて、
よく長時間電車に乗って退屈しない?と聞かれるが不思議と退屈はしない。
心配していた天気は小雨から始まり名古屋を過ぎた辺りには止んでいたが、静岡市を過ぎた頃から再び小雨。
天気予報ではそんなに大雨にはならないので中止の心配は無いだろうが、
冬の伊豆は浜風が強いのでそれだけが心配で、
前回2002年の時は強風のせいで大玉のみ中止になった悪夢が蘇る。
止むことを期待したが雨は止むことなく17時30分頃に伊東に到着。

思った以上に風は強く、コンビニで傘を買うがあっという間に下半身がずぶ濡れになってしまった。
アメダスを見ても止む気配は無いのでとりあえず会場へ行ってみる。
そんなに広く無い会場でよさこい踊りが開催される予定ではあるが、
この寒い雨の中で開催されるのだろうか?
先着順で温泉タマゴを頂きちょっとだけ腹ごしらえ。
あとホッカイロまで頂き何とも至れり尽くせりのお祭りである。
それにしても雨は止むどころか徐々に強くなっている。
いや風が強いからそう感じるのかもしれない。
これではいくら傘があっても太刀打ち出来ないので、
あと2時間、せめて風だけでも止んで欲しい。

駅まで戻り近くのラーメン屋で暖を取る。
店を出ると雨止んでないかな〜と淡い期待も虚しく状況はさほど変わらず。
最悪の場合、観覧のみを覚悟しておかなければならない。
少し早めに会場へ行って少し離れても良いから軒下など雨避けしながら撮影出来る場所を探してみたが、
風下で良い場所があってもお手上げ状態。
会場の隣にある海水浴場には誰もおらず本当に花火が上がるのか不安になってきた。
冬の雨は冷たくて寒いが、
こんな時だからこそ熱の入る踊りは盛り上がるのだろうか。
会場はよさこい踊りでかなり賑わっており、
この気迫が伝わって少し弱気になっていた自分にも元気が沸いてきた。

20時30分、完全に諦めていたが風向きが変わり雨の直撃は何とか間逃れた。
伊東の冬花火は尺玉こそ上がらなくなり小型煙火が率を占めるようになってしまったが、
5号玉は感動的で特に八重芯残輪入りは嬉しかった。
残念ながら強風のため風に流されてしまったので撮影結果は期待出来ないが、
最後に打ち上がる空中ナイアガラが見れただけでも来て良かった。





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