写真館 二千年一夜
















三原の海霧
広島県三原市
2007年11月25日

11月初旬の晩秋から冬の間、瀬戸内海や沼田川河口に面する三原市沖合いに海霧(けあらし)を見ることが出来る。
主に大気の温度が水の温度より冷たくなった時、よく晴れて冷え込んだ日の朝に発生しやすい。
濃霧のなか、多数の船舶が三原瀬戸を航行する光景は瀬戸内ならではの風物詩で、
筆影山から見られる三原の海霧は写真撮影のスポットとして多くのカメラマンが訪れている。


〜goodtimeの追想〜

3連休最終日、連日の天気と朝の冷え込みからして三原の海霧を狙うことにした。
5時00分に家を出発、40分かけて竜王山に到着した時は既に2名の先客がいた。
瀬戸内海の状況は全体的にモヤがかかったような感じでかぎろいは出ていない。
冷え込めば大量の霧が発生すると期待したが展望台から霧は見当たらないので、
今日はダメかと思った6時50分頃に太陽が顔を覗かせ機材を撤収させ、
竜王山を諦めて筆影山へ行ってみた。

霧は発生していないと思ったが山に隠れて見えなかっただけで実は霧は徐々に発生していた。
どうやら竜王山から見る角度では海霧が相当沖に流れるまで撮影出来ないのかもしれない。
筆影山から須波に向けて下りる途中、大勢のカメラマンが陣取って撮影していた。
ここだったか〜と調査不足を後悔しつつ急いで撮影開始。
モヤがかかって因島大橋は僅かしか見れないが今後の参考にシャッターを切る。
太陽が昇ってから僅かの間のみ霧が黄金色に染まった所がシャッターチャンスの瞬間らしい。
日曜日なので漁船も今日は多く見られるので海岸に下りて撮影するのも良いかもしれないが、
山から俯瞰する光景は貨物船や高速船、三原から因島に向かうフェリーが通り、瀬戸内らしさがあって面白い。
シャッターチャンスは尽きないが、太陽が昇って程々に撮影したところで切り上げた。





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