写真館 二千年一夜




間口の朝景
岡山県邑久町
2007年11月23日

岡山県邑久町にある小さな漁港町。
11月中旬から1月下旬にかけてダルマ朝日(海面の海水温と 大気の温度差により水蒸気に光が屈折して太陽)を見ることが出来る。


〜goodtimeの追想〜

3連休初日、岡山の紅葉と以前から行ってみたかったバルーンフェスの撮影の計画を立て、
せっかくなので約1年ぶりに間口でダルマ朝日を狙う。
寒気がやってきて県北に雪を降らせた1週間。
気温4度で星、月ともに綺麗な夜空が広がっており、
ダルマ朝日の発生条件は良いと言っていいのではないだろうか。

3時30分、家を出発して約2時間で間口に到着。
ここは11月末から1月まで撮影出来るため範囲も広く、
地図上の調査と過去の経験で太陽が昇る位置を予測しなければならないが、
ここは地元常連カメラマンの動きを見ながら場所取りの参考にさせてもらう。
時間が経つにつれて1人、また1人と三脚を立てらし、今日は10人程度といったところ。
理想は右側の岩礁を入れて間口らしさを出したいが正確な位置は昇ってみないとわからず、
日の出は動きが早いので昇った瞬間に重い機材を持って移動するのは避けたい。

風の無い静かな朝。
風が無いと湾内も波が立たず海面が鏡となり朝焼けした空を映し出して美しい。
水平線上は厚い雲が居座っているのでどうやら今日は期待は出来そうに無い。
6時45分、太陽が顔を出すが残念ながら雲上からだった。
前回は潮が引いてサギの憩いの場となっていたが、
今日は満潮で海鳥の姿もあまり見かけないが、
せっかく来たので焼けた空に映った間口の光景を撮影した。





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