写真館 二千年一夜
























真亀山神社の吹火
広島県広島市
2007年10月27日

毎年10月下旬に開催される真亀山神社秋季例大祭において、
この地区に伝わる十二神祇神楽、吹火・傘火と呼ばれる自作の花火を奉納しています。


〜goodtimeの追想〜

去年、広島の吹火に魅了され火薬の量では日本一、いや世界一の吹火が堪能出来るのだから行かないはずがない。
写真は去年納得の行く出来だったので今回は動画撮影が半分目的のようなもの。
神楽も去年と比べるとそれなりに知識を身につけたつもりなので多少は理解したつもりで、
やはり知識が有ると無いとでは面白みが随分違って見れる。
なので撮影は二の次三の次ということで16時に家を出る。
予想通り安佐北区に入ると渋滞するが18時には現地に到着。
今回から神社付近の公園が駐車場になっていたので安心して駐車。

18時を過ぎても境内は静かで露店の準備だけが忙しくしていた。
既に数人カメラマンがいたが場所取りはせずに様子見。、
いずれブームとなれば狭い境内だけに場所取りが困難になると思われるが、
そんな時代が近い将来訪れるかもしれない。
撮影場所は去年と変わらず人が埋まって来てから三脚を立てらせることにした。

時間があるのでプログラムを眺めていると神楽の演目10に対して吹火7本、傘火6基と去年より傘火が多いような気がする。
続々と奉納花火が持ち運ばれラストの大筒は2人かかりでないと運べないくらい重い。
どこか遠くで五段雷の音が鳴り響いていたが、どこかの神社でもお祭りが行われているようで、
どんなお祭りかちょっと気になるが奉納花火は真亀山神社以外は無いと思われる。
しばらくすると境内から五段雷が打ち上がり驚かされるが、号砲に保安距離は無いのだろうか!?

境内にはいつしか大勢の人が集まり19時30分、いよいよ神楽が始まり、奉納花火は神楽の演目の間に行われる。
今年は風が弱く火の粉が綺麗に流されないので撮影するにはあまり面白くない状況だった。
前半は動画がメインでラスト3本くらいはフィルム撮影。
今年は傘火が一基失敗しただけで最後の大筒吹火も爆発することもなく素晴らしい火の粉を放出してくれた。
撮影の手応えは去年の経験からまず失敗は無い。
シャッタースピードは花火の容量と同じで1秒から3秒。
デジカメでISOを高めに設定出来るのなら火の粉を止める絵にしても面白い。
神楽最後の見せ場である演目を見たい気持ちを押えつつ明日の予定を考えると少しでも早く家に戻りたかったので
今年も早めに撤収させてもらった。
ここの神楽は始まる前にアナウンスで解説があるので非常に勉強になった。
すべての動きや衣装、小道具に意味があるようだ。

空は星が輝き良い感じに冷え込んできた。
これから徳島に向けて怒涛の夜間移動、果たして体は持つだろうか。
24時15分、家に帰宅。





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