写真館 二千年一夜




火の山公園
山口県下関市
2007年10月21日

かつて山頂に敵の襲来を都に知らせるための狼煙台が設けられていたことから「火の山」の由来であり、
戦後まで軍事拠点として入山が禁止されていた。
標高268mの山頂から関門橋、関門海峡を挟んで下関市街地と福岡県北九州市門司港を一望に出来る観光名所で、
春になると桜やツツジが咲き誇りイベントが行われる。
また夜景の展望が素晴らしく多くの観光客が訪れる名所となっている。


〜goodtimeの追想〜

今回の旅の帰り道、
せっかく天気が良いしなかなか下関まで来る機会も無いので火の山公園で夜景を狙うことにした。
駐車場に着いた頃には綺麗な夕日が沈みかけていた17時40分頃。
関門海峡に沈む夕日は絵になるが残念ながら望遠レンズを持ち合わせていなかった。
デートスポットとして有名なのでこの時間帯は結構車が止まっていた。
以前は有料だった道路も無料となり気軽に来れるのも人気の1つだろう。
ライトアップした関門橋、太陽が沈み赤みが残る夕暮れ空、そして下関と門司の夜景という夜景撮影には堪らない役者揃いである。
太陽が沈んでから30分後が撮影開始となるので機材をセットして撮影態勢に入る。
ところがいつまで経っても関門橋はライトアップしない。
結局、ライトアップする前に青み掛かった空は暗くなりシャッターチャンスを逃してしまった。
どうやら関門橋は19時にライトアップするようで、
この時間帯にライトアップするのも珍しいと思ったが、
展望台にいた1組のカップルが点灯した瞬間、歓声を上げて喜んでいたのを見て、
暗くなってからの点灯も演出として悪く無いと思った。
19時にライトアップすることを予測してライトアップする前に5分露光して待機。
ライトアップした後、1分露光でシャッター切って撮影終了。
イメージした絵とは程遠くなっているが、
果たしてどんな絵に仕上がっているかは後のお楽しみ、ということで、
19時30分、寄り道は終わり再び一般道をひたすら東へ走った。





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