写真館 二千年一夜














和文字焼きまつり
岡山県和気町
2007年8月16日

毎年8月16日午後8時、京都の大文字の送り火と時を合わせて、
和気町の観音山に縦65m×横75mの「和」の火文字が点火。
和文字が完全に浮かび上がると、会場では地元の和太鼓グループ・清麻呂太鼓の演奏が行われ、
約2000発の花火が打ち上げられる。
「和」とは、それは「和気町」の「和」の字を表すとともに、
「大文字」の火文字とあわせ「大和(やまと)」をも意味している。


〜goodtimeの追想〜

夏季休暇も終わり今日から仕事再開だが、花火撮影は今日も続く。
仕事終わって17時30分に会社を出てから高速道路を飛ばして18時50分という少し遅い時間に到着。
和気駅の駐車場に誘導されてしまい、ここから会場までシャトルバスで行くか30分かけて歩くかの選択になるが、
バスは長い行列が出来ていたので徒歩で向かう。
日中の暑さも和らぎ夕焼け空の下で土手を歩くのはとても気持ち良い。
和気はあまり縁の無い街なので街中を歩くことはまずなかったが、
古い建物が僅かながら残っていたりして意外な1面を見た。

和気橋上流の河川敷が会場で多くの露店が並んでいる。
河川敷の駐車場はほぼ満車状態で吉井川の土手は車の流れが悪く駅に止めて正解だった。
和気橋を渡った土手から上流にかけて観覧スペースが既に埋め尽くされていたので、
空いている和気橋附近にとりあえず三脚を置く。
うかつにも暗くて花火筒がどこにあるかよくわからず、
関係者に聞くとステージより右手から打上げるとのことなので、
露店と絡ませて狙ってみる。
会場内を散策してみると露店以外にご当地物産ブースもあり、
面白そうだったが混雑していたので早々と撤収。
これだけ賑やかで訪れる人が多いのは想定外だが、
本部で貰ったチラシを見ると、これまたA3用紙の裏に隙間なく協賛企業が掲載されていたので、
祭りの賑やかさの理由がわかったような気がする。

20時00分、和文字焼きのため会場内の灯かり、ステージはもちろん露店の灯かりまですべて消灯。
京都の大文字焼きと合わせて和文字焼きを行っているらしいが何故、和気町でこのようなイベントが行われるかは
点灯前にステージ上で説明していたが遠くてよく聞こえなかった。
点灯後、ステージで太鼓演奏。
そして20時30分から花火が打ち上がった。
2000発、スターマイン4基による30分間の内容。
ステージ東側からと思いきやステージ後方から打ち上がり頭上の提灯や幟で撮影が出来ず、急遽場所移動。
30分経ってないがこれで終わったか、と思いきや「和気名物、最後は清麻呂花火です」というアナウンス。
そしてステージ右手から花火が打ち上がり、
これなら露店と絡めて花火が撮れていたのに場所移動が仇となった。

帰りも30分かけて歩いて和気駅まで戻ると、会場から離れているだけあってスムーズに帰宅出来た。
最終便でも十分間に合うので、次回は電車で来るのも悪く無い。

ちなみに清麻呂花火の「清麻呂」とは、奈良時代の貴族、和気清麻呂のこと





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