





宮島水中花火大会
広島県宮島町
2007年8月14日
| 宮島の夏を彩る一大イベントがこの宮島水中花火大会。 水中花火船より海中に投げ込まれた水中花火は大音響と共に炸裂し、 朱の大鳥居や厳島神社の社殿を幻想的に浮かび上がる。 この大会は、世界文化遺産の正面で水中尺玉(30p玉)が100発が炸裂するのが特徴であり、 日本全国各地から数百人のカメラマンが集まる。 〜goodtimeの追想〜 日生から帰宅後、少し休憩をして3時に宮島に向けて出発。 深夜の時間帯ということもあって下道を走っても2時間で宮島口に着いた。 連絡船の始発は6時20分だが、この日に関しては何故か6時と始発が早く出港。 たまたま早く宮島入りが出来たからといって東側海岸沿いは前日入り組、 西の松原沿いは地元民により人一人入るスペースは無い。 今年は7年目にして初めて鳥居を入れない試みだった。 満潮時に場所が無いというのもあるが、 鳥居を入れずにいかに宮島の水中花火を美しく撮るか、 自分の中では挑戦であり掛けでもあった。 二隻の台船と水中花火の位置を考えると警備本部の隣辺り、 ちょうど有料席の近くでもある。 真横に警備本部や灯篭があれば廻りを気にせず撮影出来そうなので、 宮島で廻りを気にせず撮影出来る場所があることは奇跡に近いと言える。 場所取りも終わり涼しいうちに軽く現地調査。 以前から気になっていた平松茶屋からの展望へ行ってみた。 ここは数年前に嫌な思いをしたのでそれ以来近寄ることは無かったが、 今年は気分を変えて抹茶を楽しむくらいの余裕を持って行ってみる。 さすが有名な展望ということだけあって景色は素晴らしいが、 台船、水中花火の開花位置が西に外れるので構図的には難しい。 ここで撮影するにはある一定の条件をクリアしなければならず撮影料金は7000円。 東側の海岸は後ろに山があるため午前中は日陰となって涼しく、 シカに襲われている人達を見たり波の音を聞きながら楽しく過ごしていたが、 午後になるにつれて暑い日差しが注ぎだし、観覧客に加えて観光客も増えて混雑が始まりだした。 今年も相変わらず人が多いが、妙に客脚が早いと思ったら玉取祭をやっていた。 花火大会と重なることは珍しいので、初めて見る玉取祭を見学。 ピストン輸送している連絡船も満員で商店街もたくさんの人で凄いことになっている。 暑い想いをして案内所でプログラムを入手したものの、 シカに食べられてしまうというハプニングにより再度案内所まで取りに行ったことが予定外の体力を奪い、 毎年お世話になっている錦水館へ退避。 エアコンの効いた館内でカキフライとビールで涼を楽しむ。 午後の営業が終わる頃に出て向かった先は、ここもお馴染みの休憩スポットである千畳閣。 風が入って外の暑さを忘れさせてくれる場所で、いつもお昼寝をして時間を過ごさせてもらっていた。 残念ながら今年からゴロ寝禁止令が出てしまい、柱にもたれてウトウトしながら時間は過ぎて行った。 16時30分、閉閣時刻となりちょうど西日の厳し時間に追い出される。 現場に行ってみると予想通りの混雑ぶりに宮島らしい景色に懐かしさを感じる。 今朝は満潮だった光景も今は鳥居まで干潟が広がっているがやがて海面に浸かってしまうとも知らず、 砂浜では多くの人達が場所取りをしていた。 平舞台辺りでも三脚がたくさん並んでいるが、残念ながら今日の潮では水没してしまい、 それに気付く頃はもう撮影場所は無く撮影難民と化してしまい、 ウロウロしているうちに周りのカメラマンから罵声を浴びることになる。 満潮時ほど撮影場所に悩まされるものはないが、 観覧客にとっても干潟という広大な観覧場所が無いので、 早めに場所を見つけておかないと後で大変な目に遭うこととなる。 18時30分になると太陽が山に隠れてようやく涼しくなるが、 それを見計らってか混雑度のピークが始まり、 僅かな隙間があれば入り込んで来る人達も見かけるが、こればかりは仕方ない。 19時50分、13時間50分という待ち時間を経て花火大会が始まる。 今年も宮島にちなんだタイトル7景に分けられて展開。 相変わらず長い音楽とアナウンスに今か今かとレリーズを握りながら緊張感が走る。 台船にフリッカーが点灯後、2発の大きな発射音。 1発目は小割り浮模様の入った冠菊、そして冠菊が消えた後に千輪が咲いて会場から大歓声が上がった。 二隻の台船と水中花火が綺麗にまとまる構図だったが、 大玉とスターマインの台船の距離があまりにも離れていたので、 同時に上がると花火が重なってしまったのが誤算となり、 絵的には中途半端になってしまった。 今回は鳥居を外していかに宮島の花火を如何に美しく撮るかが課題であったが、 結果としては先日見た三国が凄過ぎたので、台船の距離から少し迫力が欠ける寂しさと、 やはり鳥居が無いことで写真的にもどこか物足りなさがあり、 花火が美しくても鳥居は絶対的主役なのだと改めて思い知らされた。 ただ宮島の花火は鳥居が無ければ宮島ではない!という考えだったが、 これほど綺麗な花火が見れるのは宮島ならではであり、 廻りの反応、大歓声を聞くと宮島の花火の凄さが伝わってきた。 20時50分、大歓声の中花火大会終了。 花火は良かったが撮影は中途半端で意気消沈して落ち込んでいた所、 急遽、隣に場所を空けて場所を譲ってあげた人から満面な笑みで感謝され、 お礼にジュースを頂いたことで少し気持ちが回復し、 こちらこそありがとうと心の中でお礼を返した。 今年は珍しく大混雑の中での本土帰還に挑戦。 結果的には22時45分に宮島口に戻ることが出来たが、 あと1時間もすれば混雑も解消されて戻れるのだから、 無理して大変な思いをして帰る必要も無いと思った。 |