写真館 二千年一夜














































福山夏まつり花火大会
広島県福山市
2007年8月12日

福山夏まつりの最終日に約13,000発の仕掛け花火や打ち上げ花火が打ち上げられる花火大会を開催。
祭りでは1日目に各参加者等が伝統芸能「二上りおどり」を繰り広げ、
2日目はサマーナイトふれあいフェスタとして、
福山駅周辺の商店街が主体となった多彩なイベントが繰り広げられる。

※2007年より芦田川大橋上流付近に打ち上げ場所が変更


〜goodtimeの追想〜

三国花火大会の翌朝、福井駅内の待合室で4時50分の始発を待つ。
始発が早いので予定外に早く家に帰れるのでは、と思ったが、
途中の乗り継ぎが悪く結局、帰宅したのは13時と予定通りの長旅が終わる。
少し家でくつろいだ後、15時20分に家を出発。
30分かけて芦田川の会場に到着。
今年から花火会場が下流へ移動したので軽く現地調査。
1万3000発というスケールからして台船3台ほど用意しているのかと思ったら小さい筏があるだけ。
両サイドにさらに小さい筏があるが、どうやら地爆花火のようだが、
これで本当に1万3000発なのか正直信じがたい。

福山市内に職場がある特権で福山の花火大会に関しては車の駐車は困ることは無く、
以前は職場から自転車で行ったこともある。
今回は2キロの道のりを30分歩いて移動。
今年の夏は不思議なくらい夕方になると涼しくて、今日も風が吹いて心地良い。
風向きの関係か芦田川大橋付近に多くのカメラマンを見かけたが、
今回の演出を考えるとなるべく正面から狙いたいので、
風向きを考えて正面より少し下流側に決めた。
しばらくは芦田川で花火を見ることは無いと思っていたが、
去年から花火業者が変わり、
今年はさらに場所を下流に移動したことで、1サイズアップの5号玉の打上が可能となり、
打上時間を1時間に短縮したことで淀川のような花火が見れるのでは!?と再び訪れる切っ掛けとなった。
実際には単発玉用台船は一隻のみなので、淀川のような期待は早くも崩れ去ったが、
芦田川では今まで出来なかった斜め打ちと地爆花火をどう見せてくれるのか楽しみである。

場所が移動したことで今まで東側からしか見ることの出来なかった芦田川河川敷だが、
今年から東西両方から見ることが可能となり、観覧客が上手い具合に分散されてさほど混雑は無かった。
福山でしかも特等席でこんなにのんびり撮影出来るとは思ってもみなかったので、
打上げ開始までのんびり夕涼みさせてもらった。
プログラムは4部構成となっておりさらに17つのパートに分かれている。
その中でもやはり見所は最後の「金銀の空中大瀑布」
所謂、通称「国友打ち」が福山で見られる日が来るとは。
そんな期待を胸に19時30分、花火大会は始まった。
1万3000発を1時間で消費しなければならないのでさすがにテンポ良く、
時には斜め打ちあり以前とは大きく変わり観覧客の反応も良かった。
特に福山通運協賛によるパートでは地爆花火と斜め打ちスターマインが披露され、
プログラムに記載していなかっただけに廻りの反応も一際大きかった。
そしていよいよラストのパート。
5号玉の早打ちがしばらく続き、そして180度に広がる怒涛の冠菊一斉放射。
終わったかのように見せかけて国友お馴染みの銀冠の空中大瀑布でラストを飾った。
少なからずとも職場も協賛している花火大会なので文句のひとつでも言おうかと思ったが・・・素晴らしかった。

20時50分に花火大会終了。
帰りは渋滞に合うこともなくすんなり福山市を出て22時頃に帰宅。
規模の大きい花火大会なのに、こんなに早く家に着いていいのだろうか(笑)
しかし後の話によると1500台止められる臨時駐車場は想像を絶する大混雑らしく、
環境ISOを取ってエコを推進している市とは思えない計画だったと思う。
毎年15日開催していた花火大会だが今年からお盆に近い日曜日に開催され、
2007年は芦田川の花火が大きく変わった年となった。





写真館 二千年一夜