写真館 二千年一夜
























いんのしま水軍花火大会
広島県尾因島市
2007年8月4日

瀬戸内海の島々を背景に、土生港の沖合に浮かぶ鶴島付近より打ち上げられる花火大会。
願い事を書いた紙を花火玉に貼って打ち上げる「願い玉花火」
一般公募で選ばれたデザイン花火が披露される。


〜goodtimeの追想〜

仕事を午後で切り上げ予定していた山間部の花火大会へ行く予定だったが、
雷注意報が出ていたので近場の因島を選んだ。
仕事を17時に終えて家を出たのが18時00分頃。
因島北ICを降りると親切にも駐車場まで案内板で誘導され、
出発してから僅か25分で駐車場に到着。
メイン会場である中央桟橋までちょっと距離はあるが、
きっと東ちづるやポルノグラフィティもこの景色を見て歩いてたのかと思うと、
のんびり因島の漁港を見ながら歩くのもなかなか良いものだ。
構図のイメージを固めながら桟橋まで歩く。
街を歩いていると因島ロッジがある山から夜景を絡ませたポスターをよく見かけ、
なかなか魅力ある場所ではあるが、ここで撮るには早くから場所を押えておかなければならないのと、
距離が離れており高圧線が走っているので個人的に好きではない。
中央桟橋まで歩いてみたが、高圧線が走っている関係上、撮影するなら北方面が良いのと、
何より駐車場から近いのが魅力的。

因島と鶴島の間にある長崎瀬戸と呼ばれる海峡に浮かんでいる台船が一隻。
鶴島にも筒らしきものがあるので島からも上がるようだ。
ちなみにこの海峡を渡った鶴島はもう愛媛県であり、
広島県の花火大会だが打上は愛媛県という、
そこのところ消防の届け出や許可、海上の警備などはどちらの県が担当になるのか・・・まぁ特に気にはならない

構図も決まりあとは花火が上がるのを待つだけだが、
ここの花火は20時30分からと少々遅いので、客足の動きも20時頃になってようやく混雑が始まる。
潮が徐々に満ちて外灯に照らされる漁港が良い感じになってきて、
まさに狙い通りの構図だったがまさかのライトダウン。
20時30分、台船からスターマイン、そして鶴島から8号もしくは10号玉が打ち上がる。
美しい冠菊でオープニングを飾ったものの28mmレンズでは入りきらず想定外の展開。
花火の内容はバライティ豊かで、型物やスターマインに会場から拍手があった。
今まで因島の花火といえば、住吉祭と同時に開催されることが多く、穴場的存在だったが、
尾道市と合併してからは日にちが一緒になることは無く、
きっと多くの人達が花火を見に訪れたに違いない。
個人的には1万発以上上がる尾道の花火よりも、
大玉が上がる因島の方がのんびりしていて好みである。

機材を片付けて急いで駐車場まで戻るとまだ車の動きは無く駐車場を脱出。
4年前は料金所の前で渋滞したが、ETCが普及したのかさほど渋滞していなかった。
花火が終わってから50分で家に帰宅。
これぞまさしく理想の花火大会。

ちなみに当初計画していた山間部の花火大会は、開始直前に雷雨に見舞われたようで、
やはり当日の雷注意報は油断出来ない。





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