写真館 二千年一夜
















































三段滝(三段峡)
広島県戸河内町
2007年7月29日

三段峡の見所は五つ(黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝)の景観からなる「五大壮観」。
「五大壮観」の他にも大小様々な滝、淵などがおりなる渓谷は必見。
全長13kmと歩くには一見長く感じるが、見る価値は十分。
特に、春の新緑、秋の紅葉は格別に美しい。
三段滝の落差30m。


〜goodtimeの追想〜

3時30分に起きるつもりが何故か携帯アラームが鳴らず5時30分起床に驚いた。
そして辺り一面真っ白な状況にさらに驚く。
早朝の雲海を期待したが、山頂まで霧が上がってくるとは想定外で久々に来た甲斐無く下山。

新緑の三段峡を見たいと以前から思っており、
新緑ではないがせっかくなのでと三段峡に寄ってみることにした。
以前、水梨駐車場から三段滝ヘ向かい撮影した後、三ツ滝まで行った時に時間がかかったような気がするので、
今回は、三段滝と三ツ滝の間にある林道に車を止めて三段滝と三ツ滝に向かうことにする。
6時20分、三段滝に続く遊歩道の入口に到着。
少し歩くと「ツキノワグマ生息地」という看板を見てゾッとした。
夏場の渓谷は蜘蛛の巣が多くて嫌気がさす。
低かった気温も徐々に上昇し、おまけに今日は雨の予報なので湿度が高くて蒸し暑く、
あっという間に体力は奪われていった。

1.3km、約30分の道のりが妙に遠く感じたが最後のアップダウンの急勾配を越えて三段滝に到着。
見慣れた構図になるがうっすらかかっている霧と深緑の木々を入れてシャッターを切る。
時間が経つにつれて霧が晴れて雲の隙間から太陽が出てきた。
三段滝の朝は逆光となることが判明。
木々が柔らかい日差しを浴びると綺麗だが雲から出たり隠れたりする太陽にしばらくヤキモキさせられ、
すぐ終わると思っていた撮影が1時間以上粘っていたような気がする。
その間、訪れる人は誰1人としていないのでこの大自然を1人占め出来た優雅な時間でもあった。
徳島の山奥みたいに水が綺麗なら良いが、ダムがあるせいなのか水は透明感が無く、
広島県屈指の渓谷でも秘境を感じさせない理由である。

その後、三ツ滝へ行く予定だったがあまりの体力の消耗が激しく断念。





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