写真館 二千年一夜




SLやまぐち号
山口県阿東町
2007年7月28日

新山口から津和野まで、62.9kmを走る。
緑の田園や峠を約2時間かけて走るSL列車は、1979年(昭和54)山口線に復活して以来、変わらぬ人気。
このやまぐち号を牽引して走るC57型1号機関車は、数ある機関車のなかでも「貴婦人」という愛称を持つほど優雅。
客車は5両で、オープンデッキと展望室を設けた客車をはじめ、昭和風、明治風、大正風と各車両それぞれ趣向を凝らしたスタイルになっている。
運転期間は、3月から11月までの指定日(C56が運転する日もある。夏は重連運転される)

〜篠目駅〜

篠目駅は、大正時代に作られた蒸気機関車用の給水塔や84年ごろまでは、駅員が替えていたという手動式の腕木式信号機が残されている。
また、2004年にテレビドラマ化された松本清張の小説「砂の器」にて島根県奥出雲町の「亀嵩駅」の設定で撮影に使われた。


〜goodtimeの追想〜

毎年7月28日に山口県須佐湾で行われる花火大会。
せっかくなのでSLやまぐち号に会いに篠目駅へ寄ってみることにした。
7時頃に家を出発。
本来、もう少し早く出るつもりだったが、昨夜の会社のビアガーデンのせいで遅くなってしまった。
いつものように志和ICに乗って岩国ICで降りて四日市経由で津和野に向かう。

11時20分、篠目に到着。
霞んでいた空も綺麗に晴れ渡り、容赦なく暑い日差しが襲いかかろうとしている中、機材をセッティング。
11時45分、SLやまぐち号はいつものように長門峡を向かって走って行った。
期待していたほど煙は出ず、遠くから撮影しているので迫力が感じられない。
篠目駅を俯瞰出来る良い場所ではあるが、線路の手前に電線があり、
被写体にかぶるという不細工な絵になってしまった。




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