写真館 二千年一夜




シワガラの滝の入り口



































シワガラの滝
兵庫県温泉町
2007年5月27日

シワガラの滝は、小又川渓谷に懸かる滝で、落差10mと比較的小さい滝だが洞窟内に落ちる珍しい滝で、
県下でも神秘的で美しく屈指の名瀑である。



〜goodtimeの追想〜

余部鉄橋の撮影後、シワガラの滝へと向かう。
先週もシワガラの滝へ向かったが、洞窟の入り口を目前に沢の通り道がわからず断念したので、
今回はちゃんと下調べして再度挑戦。
11時50分、数台止められる駐車場に車が1台、どうやら先客がいるようで、
険しい道のりだけに先客がいると心強い。
今回は長靴、軍手など用意しているので、先週は大変な思いをして下った急勾配の坂道も難なくクリア。
前回、無念のリタイアをした沢道も下調べした甲斐あって、無事に滝の入り口まで辿り着いた。
何とも人を寄せ付けない不気味な姿に最後の難関が待っている。
雨などで水位が上がっていれば腰辺りの深さまであるらしいが、
今日は10cmほどと浅く、ようやくシワガラの滝に出会うことが出来た。

落差は10mだが岩肌の苔が美しくまさに緑の世界。
時に日差しが射し込めば苔が輝きこの世のものではない気がした。
もしかしてこのまま戻れなくなるのでは!?と不気味さえ感じる。
苦労して来た割には行動範囲が限られるので数カット撮影して撮影は早々と終了。
とある写真集が切っ掛けでいつか撮ってみたい憧れの滝に出会え撮影出来て良かった。
アクセスが良ければまた訪れたいと思うが、道のりの困難さからもう二度と訪れることは無いだろうけど、
この手つかずの自然はいつまでもこのままであって欲しい。





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