乙大木谷の棚田
兵庫県佐用町
2007年5月26日
約1000枚の広がりを見せる棚田は、農林水産省の日本の棚田百選に認定。 絶滅が叫ばれている、タガメの生息区域でもあり、多様な動植物や貴重な動植物の生息空間として大きな役割を持っている。 平成12年度から米作りを通して都市と農村の交流を深めていくため、 棚田オーナー制度の取組みを行っている。 9月には山肌に連なる棚田が秋の実りを迎え美しい風景を見ることができる。 〜goodtimeの追想〜 混雑を避けて早めに出ようかと思ったが、日頃の疲れで11時に家を出発。 14時00分、上郡の国道373号線を北上して作用町を目指す。 30分くらいで佐用町に入り作用ICの手前を左に曲がると案内板があり、 案内板沿いにちょっと狭い山道を走ると乙大木谷の棚田が見えてきた。 14時50分、乙大木谷に到着した時には出掛ける時の黄砂が嘘かのように青空が広がっており、 まさか青空の下で撮れるとは思ってみなかった。 早速現地調査開始。 急勾配の棚田ではなく立体感が無くて棚田らしさを表現するにはちょっと難しい。 おまけに民家がある以上、電柱と電線は避けられない。 ちょうど田植えが終わったばかりで田んぼの水面が濁っていた。 さほど感動は無かったが、せっかくなので西日に当たる新緑を絡ませて構図を練ってみた。 最初は感動しなかった乙大木谷の棚田だったが、 実は広範囲に棚田が広がっており、場所を変えれば素晴らしい棚田の光景があった。 太陽が傾くと被写体に影が生まれ立体感が生まれるので、風景撮影は日中よりも14時台の撮影が面白い。 夢中になって撮影しているうちに、出発予定時刻をとっくに過ぎて16時40分になろうとしていた。 |