写真館 二千年一夜
















栗ノ木 尾山の一本桜
岡山県加茂川町
2007年4月8日

高さは約20メートル、幹周りは約2メートルもあります。
江戸時代に植えられたと伝えられています。

※この日に撮影した桜は尾山の一本桜にしてはあまりにも幹が細いので違う確率が高いですが、
 いつか再訪問するまで、撮影した桜をとりあえず尾山の一本桜として掲載します。


〜goodtimeの追想〜

加茂川町豊岡下という所に向かうが果たして見つかるかどうか不安だったが、
国道429号線を南下して県道371号線を西に走っていると天計神社付近に案内板があった。
その案内板に沿って奥へ奥へと山道を走っていくが徐々に怪しい雰囲気になってきた。
8時30分、尾山の一本桜に到着したが霧で何も見えず晴れるまで仮眠を取る。
1時間後、暑さで目が覚めた頃にはすっかり霧も晴れて眩しい太陽と青空が広がっていた。

本当にこれが尾山の一本桜なのか!?と疑いたくなるくらいホッソリとした木だが、
樹高が高く辺りを見渡してもそれなりの木が無いので間違い無い。
ただ桜を撮るのは面白くないので少し離れた木蓮の花が綺麗に咲いていたので横構図で撮ってみた。
廻りは殺風景な光景ではあるが電線も民家も無いのでどこか喉かな気分にさせてくれて見ていて飽きない。
あとはありきたりではあるが見上げてシャッターを切る。

撮影を終えて帰ろうとしたところに老夫婦がやってきた。
どうやら地元の人のようで、廻りの事情をよく知っていた。
この桜の周りもかつて棚田だったと、言われてみればその面影が残っていた。
荒れ果てた姿を通り越して山の一部として同化された棚田も昔は桜の開花を頼りに田植えをしていたのかもしれない。





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