写真館 二千年一夜
















余田臥竜梅
山口県柳井市市
2007年2月25日

柳井市余田の赤子山の北、標高50mの傾斜地に生育する梅の老木で、室町時代のものと伝えられています。
台風で折れた主幹は枯死したが、四方に伸びた支幹が地について十数本の独立の株となり、
全体として梅林のような姿になっている。
大きく枝を延ばし飛び梅になっていく様子が、まるで龍が伏せているように見えることから「臥龍梅」と呼ばれており、
地元の人々によって保護され、周囲には子孫の梅の木が植栽されている。
野生種の梅で昭和8年、国の天然記念物に指定。
樹齢約400年。


〜goodtimeの追想〜

2004年に余田臥竜梅を撮りに行ったが撮影結果が悪かったので3年越しの再挑戦で訪れた。
7時10分、天気は良いが廻りが林で囲まれているため日差しが当たらない。
しばし車内で待機したが、どうやら太陽はしばらく現れそうにないので午後に再度訪れることにする。

大島町にある飯の山で大島大橋を撮影した後、
再び余田に戻ってきたのは11時頃。
余田へ向かう途中、嫌な予感がしていたがその予感が的中。
今日の天気予報は晴れ時々曇りだったが、見事に曇ってしまい日差しが無い。
しばらく待っても日差しは無さそうなので、渋々撮影を行う。
前回の反省を生かして今回は少し距離をとってズーム撮影。
臥竜梅の主幹(既に枯死)の廻りからあちこちに飛び梅して咲いているこの雰囲気を、
どう撮るかがポイントだが、これが意外と難しい。

3日前くらいが見頃だったようで今日は少しピークを過ぎたあたりで、
本来の白い花びらが少し色褪せたように見えて、
地面にはたくさんの花びらが散っていた。
日差しが射せば少しは何とかなると思ったが結局、今年も納得の行く撮影は出来なかった。





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