写真館 二千年一夜


















西大寺会陽冬花火
岡山県岡山市
2007年2月17日

西大寺で行われる会陽はだか祭りの日に、
午後9時より30分間、対岸の吉井川第1緑地公園において約1500発の花火が打ち上げられる。


〜goodtimeの追想〜

冷たい雨の日の土曜日。
今日の花火は中止かなと電話で問い合わせてみると、予定通り開催とのこと。
花火はともかく、その後のはだか祭りに参加する人はさぞかし大変だ。
仕事を定時に終えて福山駅で電車に乗り込む。
車窓からは未だ止む気配の無い雨模様。
中止にならないにしても、雨の中の撮影は憂鬱である。
アメダスを見ると21時頃は1mm以下の降雨量予報なので雨は止むと思うが天気予報はあてにならない。

岡山駅に着いて赤穂線に乗り換える電車内は今年もはだか祭りの参加者で占めているようで、
話題は宝木の話題や意味不明の多国籍語が飛び交っていた。
19時45分頃に西大寺駅に到着。
外に出ると雨が止むどころか激しくなっている。
雨が降っているせいか例年より人は少なく、露店も閑散としていつもの賑わいは無い。
毎年、川を挟んてほぼ正面から狙っているので、
そろそろ変わった場所から狙いたいと思いつつここへ来てしまう。
誰も居ない場所で有意義に花火撮影が出来ることはちょっとした贅沢な気分にさせてくれる。
若干、雨足が弱まったところで機材準備に取りかかる。
雨の中での撮影とわかって来ているのでそれなりに対策を整えているものの、
2月の雨の冷たさは改めて身に染みた。
21時には雨が止むんじゃないか・・・という期待は脆くも崩れさり、
結局雨は止まないまま21時を迎えることとなった。

雨の中での花火撮影。
幸い風向きは下流方向へ流れたので撮影に支障は無い。
夏なら少々体を犠牲にしてでもレンズを守る態勢で撮るが、
今日はレンズを守りつつ体も守っているので撮影は思うようにいかない。
森上煙火らしくオープニングから牡丹が乱れ咲くが、
1500発の花火を30分かけて打ち上がるので、
全体的に単発がメインのゆっくりとした演出。
最後は再び激しいスターマインに冠菊の一斉打ちで終了。
いつも満車になっているグラウンドも今年は空いていたが、
西大寺の本番はこれから。
境内へ行ってみると雨が降っているのにも関わらず、
フンドシ姿の男達と厳戒態勢を整えている警察ならびに消防団。
独特な雰囲気が流れる中、今年もはだか祭りは見ずに帰宅した。





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