写真館 二千年一夜


























































屋島 獅子の霊巌
香川県高松市
2007年1月14日

台地の形をした屋島の頂上は、南北に遊歩道が整備され、数カ所に展望台があり、。
なかでも談古嶺、獅子の霊巌、遊鶴亭の3つのスポットは、屋島三大展望台と呼ばれている。
最も展望が美しい場所と知られているのが獅子の霊巌。
高松市街地、男木島、女木島など、瀬戸内海の抜群の眺望を満喫できる展望スポット。
展望台の下に、海に向かって吠えているような獅子そっくりの岩があることから、その名が付けられた。
小さい皿状の土器を投げて開運や厄除けを祈願する「かわらけ投げ」が観光客に人気である。


〜goodtimeの追想〜

今旅最後は夜景撮影を考えていたので、
四国の夜景スポットの中で以前から気になっていた屋島に決めた。
屋島の展望台へ行くには屋島ドライブウェイという有料道路を走らなければならないのだが、
昔はこのような有料道路が各地にあり、少し昭和を感じさせてくれるスポットが四国には割と残っている。
16時10分、屋島に到着。
夜景撮影にはまだ早いので少し現地調査。
瀬戸内海に沈む太陽が見れるかと思ったが、早々と山に隠れてしまった。
夕日が見えるスポットらしいが、時期的には春以降だろうか。
夕暮れ時になると夜景目当てのカップルで賑わうと思っていたが、
駐車場も静かになり、誰一人としていなくなった。
目の前に広がる景色は、空が赤く染まり眼下は宝石をひっくり返したかのような眩い光。

冬の夜景は空も澄み切っていることはもちろんのこと、
太陽が沈んでから30分後、まさに夜景撮影のベストタイム。
夜景を撮影する時間はほんの10分程度で、
赤く染まる空と街が輝く瞬間は、ほんの僅かな時間なのである。
こんなに美しい夜景は久しぶりに見た。

駐車場に戻ってみれば止まっている車は僅か数台と静まり返っていた。
近くにある水族館からトドの鳴き声が響く中、18時00分に屋島を下山。
若草山の山焼きが延期で計画が狂ったものの良い二日間の旅だった。





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