写真館 二千年一夜












































パインリッジリゾーツ芸北
New Year Eve ファイナルナイト
広島県芸北町
2006年12月31日

広島県芸北町にあり西日本でも最大級のスキー場。
大晦日は、神楽や松明滑走、そして約2000発の花火が打ち上がる。

※現在は芸北国際スキー場となり大晦日のイベント開催の有無は未定


〜goodtimeの追想〜

2006年も残りあと1日ということで、特に予定が無かったので今年もどこかのカウントダウン花火撮影を計画していた。
カウントダウン花火といえば近場もあるがやっぱり芸北のスキー場で、
その中でも注目したいのがパインリッジリゾーツ芸北。
森上煙火による尺玉10発を含む2000発の花火が打ち上がると知れば外さない訳が無い。
芸北はそう簡単に踏み込めない豪雪地帯であるが、
数日前から天気と路面状況を観察して当日31日にノーマルタイヤで行けることを確認してゴーサインを出した。
(一応、チェーンは搭載)

片道4時間を想定して12時30分に家を出発。
豊平に入ると歩道に積雪が残り、奥へ進むにつれて一面が雪景色になり豪雪地帯の入り口に足を踏み入れた。
途中、凍結道にヒヤヒヤしたがチェーンの出番も無く16時に無事到着。
スキーをしなくても高い駐車場料金を払わなければならないが、
ここの駐車場は何と無料になっていてありがたい。
軽く現地調査のためゲレンデを歩くが花火筒が見えず、
インフォメーションで打上場所を確認して構図を練る。
大概、スキー場の花火は小高い山から打ち上げるためゲレンデ内だとかなり見上げることになるので、
ましてや10号玉が上がるとなればそれなりの距離が必要となる。
花火の体感は諦めて駐車場入り口付近から狙う。
というか、その場所以外考えられなかった。
ゲレンデを見ると人口雪じゃないサラサラなパウダースノーだったので、
今冬初めての雪の珍しさにしばし雪道を歩いて楽しんだ。

太陽は早くから山に隠れて一気に気温が低下。
外は寒いのにステージでは神楽で盛り上がっていたが、
あまりにも寒いので暖かいレストランで待機。
打ち上げ30分前になり機材をセットして撮影態勢を整える。
お隣にカメラマンがいたので、つい珍しく話をしてみると森上煙火の方であり、
しばし濃厚な話で時間があっという間に過ぎて行った。

20時30分、松明滑走の後、予定より30分押しての花火打上。
前景は先ほど待機していた休憩所や自販機などで、何気ない建物や障害物でも時には約に立つというもの。
前景が真っ暗よりも何か灯かりがあった方が写真も際立つ。
尺玉10発が打ち上がるタイミングを狙いシャッターを切っていくが、
想像以上に高く開花したのは、やはり発射位置が小高い場所に原因があったからだろうか。
大晦日のイベントとしては、花火が打ち上がるスキー場のうちの1つとして簡単に紹介されているが、
岡山では滅多に見れない森上煙火の尺玉がここでは10発も見れて、
花火愛好家にとっては贅沢なイベントであることには間違いない。
残念ながら情報源の少なさから花火愛好家が集まることは無いが、
広島でもこのような花火が見れることがわかっただけでも嬉しく思うが、
もっと早く気付けば良かったかな。
お隣で付き合ってくれた森上煙火の方は、これから後片付けなどで忙しいみたいなので、
軽く挨拶をして私は次の撮影地であるサイオトスキー場へ向かった。




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