写真館 二千年一夜






































尾道水道の夕景
広島県尾道市
2006年12月30日

尾道市の市街部と向島の間の水道。
尾道大橋と新尾道大橋の2本の橋が掛かり、また尾道と向島間で多くの渡船が行き交いしていた。

※水道とは陸地が両側に迫って狭くなった通路状の箇所のこと。
水の流れる道、あるいは船の通り道という意味。
海峡・水道・瀬戸の複数の名称を有するものもある。


〜goodtimeの追想〜

栂丸山から尾道水道撮影スポットである尾道大橋下まで移動。
ちょうど今日は天気も良いので綺麗な夕日が見れるかもしれないと思い足を運ぶことになった。
毎年1月の初めに撮影していた尾道水道の夕景だが、
太陽の沈む角度を調べると12月から1月にかけて一定しているので撮影チャンスは2か月あるが、
この時期に綺麗な夕焼けが見れるのは滅多に無い。
15時50分、到着。
天気が荒れるとどうしても雲で太陽を隠してしまうが、
今日は穏やかなポカポカ陽気だったので雲に隠れることは無さそう。
次第に太陽が沈み、空の色が赤くなるにつれて尾道水道も徐々に赤く染まっていく。
その赤く染まった尾道水道を何隻もの渡船が行き交いする光景は、まさに尾道で最も美しい瞬間かもしれない。
高校生活3年間、何度も通ってきた景色を何故気付かなかったのだろう・・・
尾道水道に太陽が沈む今の時期、
900mm(300mm×テレコン3倍)の望遠で狙うと本当に尾道なのか!?と思うような絵に仕上がり面白い。

ここ数年狙っている光景だが、こんなに綺麗に太陽が沈んだのは初めてかもしれない。
普段は気付かないが、夕日を見ると太陽の動きが早く感じるもので、スローシャッターでは完全に太陽がブレてしまう。
F値を下げてスピードを上げ、渡船と太陽がブレないようにシャッターを切った。
太陽が沈んでからも空の色は常に変化していく。
空の色が変化すれば海の色も変化するので海と空の撮影は面白い。




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