写真館 二千年一夜

















































































間口の朝景
岡山県邑久町
2006年12月10日

岡山県邑久町にある小さな漁港町。
11月中旬から1月下旬にかけてダルマ朝日(海面の海水温と 大気の温度差により水蒸気に光が屈折して太陽)を見ることが出来る。


〜goodtimeの追想〜

宮島から帰って4時間ほど寝て起床。
撮影気力は無かったが、天気が良かったので気力を奮い立たしてダルマ撮影に向かう。
4時に家を出て6時に着いた時には澄み切った空から曇空に変わり意気消沈。
その後、徐々に雲は掃けてまるで秋の空のようなウロコ雲へと変わっていき、
到着した時はそのまま帰ろうかと思ったが、自然は何が起きるかわからないので、
やはり素晴らしい風景に出会うには現地に行くことが必須である。

今日の目的はダルマ朝日だが、残念なことに水平線上には厚い雲がかかり今回も拝めそうにない。
上空にはせっかく美しい空が広がっているのだから、
前回みたいに早々と違う場所で行こうと思ったが、
サギがエサを求めてウロウロしている姿が目に入った。
肉眼だとわからないが、間口は時間帯によっては海水面が大きく変化する遠浅であり、
目の前に海面が広がっているが実はかなり浅く、
今の時間帯は野鳥にとってまさにモーニングタイムなのである。
サギは人間に対して敏感に反応し、近づくとすぐ飛んで逃げてしまうが、
300mにテレコン3倍を付ければ、それ相当の距離から狙えるためサギも逃げることは無かった。
時間が経つにつれて空は赤く染まると当時に海も赤く染まる。
900mmのレンズでどんな世界が生まれるのか、
思った以上に面白い絵になったのではないかと思う。





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