


真亀山神社の吹火
広島県広島市
2006年10月28日
| 毎年10月下旬に開催される真亀山神社秋季例大祭において、 この地区に伝わる十二神祇神楽、吹火・傘火と呼ばれる自作の花火を奉納しています。 〜goodtimeの追想〜 広島伝統花火である吹火、2度目の撮影に挑む。 前回の亀崎神社で初体験をして反省と教訓を生かして作戦を練りながら広島市へ向かう。 16時頃に到着し現地調査をしようにもブースの出し物の準備をしている人以外、 殆ど人はおらず吹火のことに関してはまったく把握出来ない。 ただ櫓の周りに網が張られているのでどこでどういう風に行われるかは大体見当が付く。 時間が経つにつれて空も暗くなり地元の子供達がやってきて、 妙に子供が元気なのは今も昔も変わってないようで、 その光景はまさに自分が小さい頃に経験した祭りの風景そのものである。 秋季例祭のプログラムの存在に気付きスケジュールチェック。 どうやら神楽と吹火の交互で行われるようなので吹火の時はたくさんの人が押し寄せそうな気がする。 吹火7本の他に傘火6本が披露されるが、 傘火は回転する花火で他所へ飛んでいく可能性があることから廻りに網を張っている。 写真を撮るにはあまり好ましくないが伝統花火を長く続けていくにはこうした安全の配慮も必要となる。 境内の端にさりげなく三脚を置いて場所をキープ。 工場から吹火が到着すると消防署による厳しいチェックを受ける。 亀山神社の吹火、大きいものは1.8mの鋏竹(ハサミタケ)に40キロの火薬が入っている。 重量にして80キロ近くあり大人2人がかりでないと搬入は不可能。 まさに日本一、いや世界一の吹火花火を近くで見学させてもらった。 20時00分、お祭りが始まる。 神楽と吹火の交互で行われるため長丁場を覚悟しておかなければならない。 櫓の上では既に1本目の吹火の準備に取りかかっている。 縛り付けられた吹火にお酒を口に含んで吹きかけるのは一種の願掛けかと思ったが、 どうやら縄が良い感じに絞まるらしい。 神楽が終わりいよいよ1本目の傘火が披露。 初めて傘火を見るがこれは美しい。 網の中での披露なので撮影にならないかと思ったが、 網がシルエットとなりこれはこれで絵になる。 2本目の傘火が終わり、いよいよ吹火の披露。 先日の亀崎神社の吹火とはまったく吹き方が違う。 これは吹火が違うのではなく風向きや設置の仕方に違いがあるのかもしれない。 無事に吹き終わった後は境内にいる大勢の人から拍手が沸き起こった。 神楽、吹火ともに披露されいよいよ最後の吹火が披露される。 アナウンスによると日本一、いや世界一!と言っていた。 吹火といえば徳島の小松島を思い浮かぶがまだ実際に見たこともなければ規模もわからない。 しかし、広島の吹火はまったくの無名でありネット検索しても出てこない。 もし世界一なのであればもっと注目されても良さそうなものだが、 狭い境内だけにあんまり人が来ても困るのかもしれない。 頑丈に縄で巨大な吹火を絞めつける。 そしていよいよ点火! さすが世界一と言われるだけに吹き上げる火花も半端じゃなく凄くて、 保安距離ギリギリで撮影しているのが怖いくらいだった。 40キロの火薬が積め込まれているので時間も長く色も七変化するらしいが、 残念ながら途中で大爆発して失敗に終わってしまった。 結果的には失敗に終わったが大爆発が最後を飾る演出にも思えた気がした。 真亀山神社で今年最後の吹火撮影になるが、本当に良い被写体に出会い、 広島の古き良き場所をここでまた1つ見つけることが出来た。 吹火が終わり神楽も最後の演目を披露していたが、すっかり遅くなってしまったので失礼させてもらう。 気付けば既に22時40分、笛や太鼓の音色を聞きながら真亀山神社を後にする。 明日は祭りの本祭で神輿が練り歩くらしいが、賑やかな一日になりそうだ。 |