写真館 二千年一夜




掛頭山の星景
広島県芸北町
2006年10月15日

標高1126mの山頂からは、遙か遠く安芸・佐伯・周防・石見の連峰が眺められ中国山地を一望できる大パノラマが広がり、
登山愛好家はもちろん雲海が見られる山として知られ、
山頂付近に群生するカシワの木は、町天然記念物に指定されている。


〜goodtimeの追想〜

亀崎神社で吹火撮影を終えて24時50分、掛頭山山頂に到着。
日中は暑かったが雄鹿原地区の寒暖計では6度となかなか良い冷え込みで霧が見込めそう。
10月に入ったせいか既に先客が数人いたのには驚かされる。
撮影していたのか夜が明けるまで待機していたかはわからないが、
すっかりカメラマンの間では定着したポイントと言えるだろうか。
未だ綺麗な雲海は見たことないが、どちらかというと星が綺麗な場所というのが自分の中では定着している。
2週間前に訪れた時は、それはそれは綺麗な星空が広がっていた。
しかし南の空が明るいのは広島市内の夜景で、北の空が明るいのは漁り火だと判明したので星空を撮るには相応しくない。
特に今日は空が明るいと思ったら、月が出ていた。
月が出ている時に星空撮影をする人はいないかもしれないが、
それをあえて撮影する遊び心も写真の楽しみの1つ。
月灯りのお蔭で芸北の山々も肉眼で見える風景を早速撮影。
月光がリフトを照らして幻想的な光景に仕上がるイメージを頭の中で想像しながらシャッターを押す。
前回は月が出ていなかったので、今回はどんな絵に仕上がっているか楽しみ。

早朝の雲海を期待したが、霧どころか空が霞んで条件は前回よりも悪く、
結局、太陽が昇る前に下山。
思い通りの風景に出会えず二度目の掛頭山の雲海撮影は終わった。





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