辻八幡の神殿入
広島県吉舎町
2006年10月7日
神殿入りは、200年以上の歴史をもつ神迎えの行事 地元では古くから神殿入「こうぞのり」と呼ばれてきました。 天明年間(1781年〜1789年)に飢饉で多くの人が亡くなり、 困窮した三谿郡内38ヶ村の農民が八幡神社に奉納を祈願し、神頼みの一念で始まったともいわれています。 21時の花火を合図とし、各地域の各家が一斉に竹笹や木枠に灯篭をつけ、太鼓や鐘を打ち鳴らし、笛を吹いて神社へ参拝します。 〜goodtimeの追想〜 去年に引き続き、今年も仕事を終えて吉舎へ向かう。 現地に着いたのは20時20分。 気温15度と少し寒い。 去年は灯篭行列をメインに撮ったので今年は、花火と灯篭をメインで狙うことにしていた。 花火といってもわずか十数発しか上がらないのでチャンスは限られている。 既に辺りは真っ暗なので花火の打ち上がる場所はわからないが去年の記憶で大体この辺かと推測して三脚を置く。 20時45分、1発目の花火が打ち上がり、遠くから太鼓の音が聞こえてきた。 先ほどの花火が行列スタートの合図だったのだろうか。 辻地区にある民家が笹に5つほど着けた灯篭を持って八幡神社に集まる古くからの伝統行事。 稲刈りを終えた広い田んぼに無数の灯篭が幻想的に輝いて美しい光景が広がっていた。 翌朝、吉舎で雲海を狙うため家に帰らずそのまま吉舎へ留まることにする。 近くのコンビニで弁当を食べて、そのまま就寝。 |