写真館 二千年一夜




都川の棚田
島根県旭町
2006年9月24日

日本の棚田百選に選定された都川の棚田は、石垣で構築されており石積みの高さは4m以上に及ぶ。
石垣棚田は、中国地方で江戸時代に盛んに行われた、
たたら製鉄の原料の砂鉄を採取した鉄穴(カンナ)流しの洗いこみ法により築かれたと伝えられており、
1709年頃に完成したといわれている。


〜goodtimeの追想〜

掛頭山を下山して都川の棚田へ向かう。
3年前に訪れた時は随分遠いと思ったが、実は芸北の隣町だということが判明。
県道114号線、県道11号線をしばらく走って島根県に入り、
坂道を下ると都川の棚田の案内板があった。
目の前に広がる棚田はまるで石垣の要塞のようで迫力があったが、
畦道はモルタル補修され、石垣は所々破損、休耕田も多くてコスモスが咲いていた。
歴史のある古い棚田なので、このような光景は避けて通れないのだが、
写真にするとやっぱり絵になりずらい。
稲刈りは既に終わっていたが、はぜ掛けの姿は見かけず、
撮影するタイミングは秋より春の方が良いかもしれない。

以前訪れた時よりも展望所、トイレなど設備が綺麗に整っており、
道路も拡張工事されているので数年後には棚田オーナーでぜひ賑わって欲しい。





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