写真館 二千年一夜





































































































































竜串
高知県土佐清水市
2006年8月26日

竜串海岸は臥竜山に沿っている海岸で、竜が臥しているような小山と、大串に例えられる奇岩から「竜串」と呼ばれている。
竜串には激しい風や波の浸食作用によって蜂の巣構造と呼ばれる特徴的な岩肌をはじめ、
大竹・小竹・らんま石・かぶと石・鯉の滝登りなどの名称で呼ばれる奇岩・奇勝が点在。
日本で最初に海中国定公園に指定され、小さな湾の中に美しいサンゴ群集が広がり、
レジャーダイビングのスポットとして楽しめる。


〜goodtimeの追想〜

海岸沿いに走る国道321号線は、通称「足摺サニーロード」と呼ばれ、日本の道百選に選ばれている。
海を横目に快適な道が続き、ドライブコースに打って付けの道も今だからこそトンネルが出来て快適ではあるが、
トンネルが出来る前は、険しい海岸線だったに違いない。

叶崎から10分程度で海底館や海洋館などちょっとした観光地に到着。
観光バスなど車がそれなりに止まっているので人気スポットらしい。
海底館は読んで字のごとく海底が見れる自然の水族館となっており、
行ってみたいが人が多そうなので止めた。
肝心の竜串へ行くのに、どこに止めればいいのかわからないうちに海洋館を過ぎた所に駐車場があったので止めたが、
ちょうど竜串公園の遊歩道入口だった。
しかし、暑さのせいか人気が無いのかこちらの駐車場は殆ど車が止まっていない。
確かに残暑厳しい今の時間帯に外に出るより、海底に潜っていた方がいくらか心地良いと思う。

大したこと無いだろうと暑いのでさっさと歩いて次へ行こうかと思っていたが、
竜串の姿を見た瞬間、あまりの神秘さにシャッターを切り続けてフィルムが消耗していく。
ボランティアスタッフのおじさんに、今は干潮だからはっきり見えるよ!と言っていたが、
まさに竜の上を歩いているかのようだった。
各場所にいろんな名前が付けられて、特に遊歩道を歩いてすぐ見える「大竹小竹」は素晴らしい。
岩が斑模様で、先日我が家に出来たスズメバチの巣を思い出した(笑)
しかし岩が何故こんな形になるのかが不思議で、他の岩は、まさにスズメバチの巣状態で穴だらけだったりする。
観光客がいないのが不思議で、もっといろんな人に見てもらいたい気もするが、
ここはちょっとした隠れた名所かもしれない。
ただ隠れ過ぎて駐車場内の売店が閉まっているのがちょっと悲しい。

竜串から離れた所に見残し海岸と言って似たような海岸があるのだが、
あまりの日差しのキツさにそこへ向かう気力は残ってなかった。
今回改めて思ったが、海岸巡りは9月になってからが良いような気がして、
涼しくなってからまた機会があれば行ってみたい。
本当はもうちょっと竜串を探索したかったが、暑さのため撤収。
高知県の海岸は、瀬戸内海や日本海とはまた違う神秘さを感じさせてくれた。





写真館 二千年一夜