日御碕灯台
島根県大社町
2006年8月16日
島根半島、最西端の断崖にそびえる日御碕灯台は、1903年4月1日初点。 高さは43.65m、海面から灯塔の頭上までは63.30mと日本一の高さを誇る。 塔上からの光は48万カンデラ、夜間約40kmの海上まで達する。 外壁は松江市美保関町から硬質の石材を切り出して使用した美しい石造り。 内壁はレンガ造りで施され、外壁と空間をあけた特殊な二重構造となっている。 歴史や文化的な価値の高さから世界の歴史的灯台百選や国の登録有形文化財に選ばれている。 〜goodtimeの追想〜 灯台の後ろはもちろん断崖絶壁だが、広範囲に渡って岩肌が広がっているので180度の角度から撮影が可能であり、 時には奇岩に上ったり、また時には岩肌を降りて下から見上げたりといろんな角度から灯台が楽しめる。 そして1番のお気に入りは日本海を背景にした光景で、 午前中ならではの澄みきった空と海と白い灯台が本当に美しい。 10時を廻ると観光客も増えてきて灯台から眺める人も現われ始めた。 どうせ撮るなら人がいない時を狙いたいのでしばし人が掃けるのを待つものの、 これが不思議なもので灯台に人がいなくなると遊歩道に人が歩いていたり、 遊歩道に人がいなくなると灯台の側で海を眺めていたり、 よし!誰もいなくなった!と思いきや、灯台のバックに雲が現われたりとなかなか思うようにいかない。 涼しいうちならまだ良かったが、次第に日差しもキツくなり、 心地良い風は熱風へと変わり、このままでは熱中症になり兼ねないので木陰で待機。 一瞬の隙を見計らってはシャッターを切るものの、やはり10時を過ぎると人のいない光景は難しい。 灯台の撮影を切り上げて経島へ行ってみたが、 今の暑い時期にウミネコは1羽もいない。 きっと涼しい所で避暑しているのだろう。 そろそろ自分も涼しい所へ撤収する。 駐車場に戻ればたくさんの車が止まっており、 静かだったお土産屋さんからも懐かしい磯の香りが漂っていた。 |