写真館 二千年一夜
















































落合納涼花火大会
岡山県落合町
2006年8月5日

落合納涼花火大会は昭和7年に地元商人達が顧客へのサービスを目的に始め、
その後、戦争や水害などで中止されたものの、昭和36年に誕生した落合商工会を中心に開催された歴史ある花火大会。
旭川と備中川の合流する中州で打ち上げ、山々に囲まれた地形(盆地)が、
6号玉を含めた約2500発の打ち上げ花火と仕掛け花火の音を反響させ、迫力のある花火を楽しむことが出来る。


〜goodtimeの追想〜

当初、7月29日開催だった落合の花火大会が河川増水のため延期になったことを、
成羽の花火撮影後、家に帰ってから知った。
2年前も落合の花火を撮りに行ったことがあるが、煙で殆ど撮影にならず苦い思い出がある。
そのリベンジをいつか果たしたいと思っていたが、予定を変更して落合行きを決めた。
定時で仕事を終えて、高速道を利用して19時に現地入り。
絵的には落合橋を前景に考えていたが、打ち上げ近くから見たいので2年前と同じ下流側から狙うことにした。
時より打ち上がる雷だと煙は上流に向かって流れているので、今年は大丈夫だと思いきや何故か上空の煙の掃けが悪く、
2年前の悪夢が蘇って来た。
今日も1日暑かったが、落合町の気温は25度と夏の終わりを感じさせるような涼しさで、
風も吹いてとても心地良い夕涼み。
いつも湿度の高い夏に何が楽しくて花火が上がるんだろう?と思っていたが、
これぞまさに納涼花火大会なんだと実感した。

合併して落合という地名は消滅したが、歴史ある花火大会なので落合という地名を残していることから主催者の拘りを感じる。
プログラムの内容からして2年前とさほど変化はなさそうだが、
担当業者が森上煙火なので期待は大きい。
本番が始まる前に、今回も森上煙火によるオープニング花火が打ち上がる。
美しい色彩の牡丹が落合の空に咲き、今回は大丈夫だと確信した。
そして来賓の挨拶も終わり20時00分、花火大会本番が始まった。
内容としては、第1景から8景まであり、単発とスターマインで1景が終わる。
2000発を1時間持たせなければいけないので、単発が多いのは仕方ないが、
その分、のんびり花火を楽しませてもらった。

前半は良かったものの後半から煙の停滞が目立ち、
終盤からフィナーレにかけては完全に煙に没してしまった。
上流にある落合橋にいたら終始煙で見えなかったかもしれない。
そう思えば、今回は少しでも花火が見れただけでも良しとしよう。
内心そう思ってもやはり最後は不完全燃焼で駐車場までの道のりがやけに長く感じた。





写真館 二千年一夜