写真館 二千年一夜




























































































亀山八幡宮夏越祭花火大会
山口県下関市
2006年7月30日

炎熱の夏を迎え荒廃しがちな心を清める禊の神事。
例年7月29日にイベントや盆踊りが行われ、
30日に本殿祭が行われ、お神輿が関門海峡を一巡する海上渡御の最中に約2000発の花火が打ち上げられる。


〜goodtimeの追想〜

昨夜の疲れで完全に寝過ごしてしまい、急いで支度を済ませて電車に乗り込む。
尾道から下関まで在来線で6時間の長旅だったが、
涼しい車内が気持ちよくて、車窓から見る瀬戸内海は時間の流れを忘れさせてくれて、
不思議と時間の長さを感じさせてくれない。
13時頃、順調に下関に到着。
とりあえずお腹が空いたので唐戸市場へ行くと想像に反して巨大な寿司屋と化していたのには驚いた。
ピーク時を過ぎていたのかタイムサービスをしており、
しかもお寿司以外にも丼物や揚げ物など海の幸がたくさん並んでいるから、
胃袋がいくつあっても足りそうにない。

食後の運動に唐戸市場の正面にある亀山神社へ行ってみる。
花火大会の主催が亀山神社なので花火についていろいろ尋ねてみる必要があった。
境内はまだ殆ど人がいなかったが、露店が数件出てちょっとした懐かしい祭りの雰囲気を感じさせられる。
少し小高い所に神社があり、唐戸市場や海響館、関門海峡の向こうにある門司まで見渡せて、
浜風が吹いてとても心地良かった。

海響館の前にある海岸は早くから立ち入り禁止区域の線が張られてあったので、
観覧客やカメラマンが来る前に海岸ギリギリの最前列を確保。
関門海峡の花火大会と違って小規模な花火大会なので大玉も上がらなければ台船もいない。
堤防先にある白い灯台附近からの打ち上げということで保安距離からして大きくても4号玉くらいだろうか。

関門海峡の花火といえば、8月13日に行われるものだと誰もが思っているだろうが、
亀山神社の花火でも関門橋をバックに花火が打ち上がり、その画像をネットで見て興味が沸いていた。
花火の内容はともかく、関門橋と一緒に花火を狙うなら、
むしろ亀山神社の方が撮りやすく、地元のカメラマンの間では知る人ぞ知るスポットのようだった。

日も落ちて空が紅く染まる頃、提灯を乗せた船が海上渡御のため関門海峡を一巡。
もっとたくさんの船が出るのかと幻想的な光景を想像したが一隻のみで少し寂しいが、
昔はもっとたくさん出ていたらしい。

20時00分、誰もいなかった会場にもそれなりに観覧客が集まり、
関門橋もライトアップされて花火が打ち上がる。
お世辞でも綺麗だとは思えない内容だが、
風が門司方向へ煙を流してくれて、久しぶりにクリアに見える花火撮影となった。
夜景1分露光でそれなりの絵に仕上がっていると思うので、
現像が上がってきた時に改めて感動を与えてくれることを願いたい。

21時00分、終了。
帰りはのんびり歩いて下関駅へ向かう。
暑い1日になると思っていたが、今日1日を振り返ってみれ下関の雰囲気を味わえてとても楽しい1日だった。





写真館 二千年一夜