写真館 二千年一夜




















































































沼田本郷夏まつり
広島県本郷町
2006年7月22日

江戸時代の天保のころに本郷に疫病が流行し、尼僧が地蔵を建てて供養した二十三夜祭が起源とされている。
この慰霊の祭りは少しずつ形を変え、近郊の人々が田植えを終えた後の楽しみとなり、
今現在では、会場周辺に露店が並び、ステージイベント、ビンゴゲーム、子どもみこし、「やっさ踊り」など多彩な催しを実施。
また、三原の夏の夜空を染め上げる最初の花火大会であり、
西暦と同じ数の花火が打ち上げられ、祭りのフィナーレを飾る。


〜goodtimeの追想〜

今日は全国各地で花火大会の集中日だったが、仕事の都合で近場の本郷町へ向かう。
18時40分、現地に到着。
雨の心配は無いと思っていたが、小雨が降る天気となり実に蒸し暑く少しでもいいので風が吹いてほしい。
考えてみれば本郷には数え切れないほど通過しているが、
実際に町内に車を止めて歩くのは初めてで、どこに何があるのかまったくわからない。
御輿を担いで熱気あるお祭りムードの中、本部へ向かっていると小人数ながらやっさ踊りと阿波踊りの団体と遭遇。
笛や太鼓の音に合わせて小刻みなリズム、そしてどこか大きな存在感がある踊りに鳥肌が立ち、
本場阿波に行って生で見てみたいと思ってしまった。

本郷支所の隣にある駐車場がメイン会場となり、たくさんの人が集まって盛り上がっていた。
駐車場を上がれば国道2号線があり、沼田川の向こうの道路から花火が打ち上がる。
一応、川花火の分類となるので川面の映り込みという構図を練っていたが、
上空には大きな高圧線が走っていたので、再度撮影場所の検討を余儀なくされた。
せっかくの川花火だったが川面の映り込みを諦めて、沼田川を架かる2号線の橋を前景にした構図に決定。
筒の位置を直視出来ないので、思い通りの位置に上がるかどうかは始まってみなけれわからないが、
時間が経つにつれて、一人、また一人とカメラマンがやって来た。

雨は辛うじて降りそうにないが、肝心の風が吹かず非常に蒸し暑い。
このままでは完全に煙の中の打ち上げは間逃れない。
20時40分という遅い打上時刻に期待したが、結局状況は変わらず定刻を迎えてしまった。
2006発の花火を約20分間、花火業者は何と鹿児島の太洋花火だというから驚いた。
以前、土浦花火競技大会で見た美しいスターマインが見れるかも!?と期待は大きく、
どんな花火を見せてくれるのか楽しみにしていた。
ところがそんな期待も空しく、これという見せ場も無く煙も停滞して撮影出来るような状態では無くなってしまった。
それでも、滅多に見ることの出来ない大洋花火が広島に来てくれたのは歓迎であり、
機会があれば、またいつかどこかで花火を見させて欲しい。





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