写真館 二千年一夜







































































































































原鶴温泉川開き花火大会
福岡県杷木町
2006年5月20日

筑後川の風物詩、原鶴温泉川開き花火大会が毎年5月20日の鮎漁解禁日に合わせて開催される。
また筑後川の鮎解禁にともない10月中旬まで鵜飼いが楽しめる。


〜goodtimeの追想〜

予定通り17時前には原鶴温泉に到着。
警備員に誘導されつつ臨時駐車場である河川敷に案内されたが止まっている車は数十台と出足は遅いようだ。
すっかり空も晴れて気持ちの良い春の風が通り抜ける中、初めて訪れる温泉街を現地調査。
温泉街を歩いて筑後川へ出ると、露店が横一列に並べられ、河川には屋形船が停泊。
河川最前列には、チラホラと場所取りしているが十分空きはあった。
日田に比べると随分出足は遅いのは、同じく本日開催の日田川開き花火大会と重複しているからなのだろか?
花火の打ち上げ場所は、原鶴大橋を挟んだ両サイドに設置されており、
クレーンなどの仕掛用花火がたくさん並んであると九州独特の花火文化にワクワクする。
しかし、肝心な打ち上げ花火の場所が原鶴大橋から離れた所に設置されており、
これだとどちらかの花火を犠牲にしなければならない。
構図としては、温泉花火らしく旅館やホテルを背景に入れたいが、
屋形船が出るなら前景に屋形船、川花火らしく水面の映り込みなど頭に浮かべて河川敷を歩いて場所を探したが、
思い浮かぶ構図通りの場所探しに難航。
張られてあるポスターは、原鶴大橋から上流側の花火を撮ったものだが、橋上での観覧は禁止されている。
おまけに対岸の堤防も観覧禁止。
温泉側の河川敷がメインの観覧場所となり、花火を目の前で見れる特等席ではあるが、
距離が近いので撮影するにはかぶりつき過ぎるのと、ただの普通の花火写真になってしまい原鶴温泉らしさが出ない。

次第に河川敷にも人が集まり、温泉街では御輿が担がれて賑やか。
屋形船にも料理が運ばれて準備に追われていた。
原鶴温泉側から大橋を挟んで向かって左側が西日本花火、右側が高田花火が担当。
西日本は音が凄い、高田は形が良い。と大会本部の偉い方が面白いことを教えてくれた(笑)
打ち上げ時刻が迫ってる中、まだ撮影場所が決まらない。
河川敷は既に観覧客で混雑していて三脚を立てらす余裕はなさそうだった。
下流に行けば行くほど人は少なくなり、人の流れに沿って下流側へと来てしまった。
高田花火を見る機会はなかなか無いが、時間も無いので高田花火の打ち上げ目の前で撮影することにした。

20時00分、打ち上げ開始。
ログラムによると、両社同時打ち上げ、各社の連発、仕掛といった内容。
陣取った場所からだと、高田花火は近すぎて急遽、広角レンズを付け直し、
西日本花火は仕掛けが見えずホテル越しに花火が開花して、
撮影するには遠すぎて望遠レンズを付けなければならない。
川に浮かんでいた屋形船も河川敷沿いに停泊するし、
まったく原鶴らしさを出せなかったが、高田花火の迫力かつ美しい花火が見れたのは救いの種だった。

手応えのある時はとても気分が良いが、そうじゃない時は機材が妙に重く感じる。
ましてはわざわざ遥か遠い原鶴まで来て一体何しに来たのか・・・棚田は水が張られてないし。。。
お腹が空いたので、温泉街にあるラーメン屋でラーメン、餃子、ビールを飲んで気分晴らし。
お会計1700円!?
恐るべし温泉街の飲食店。
22時00分、臨時駐車場にて就寝。

※写真は高田花火工業





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