写真館 二千年一夜

































































































































































新宮寺跡のエドヒガン
広島県神石町
2006年4月23日


梶尾神社の南正面に神宮寺跡がある。
その西側に樹齢300年と言われているエドヒガン。
高さ17メートル、胸高幹周り2.8m、枝張り15mの古木が悠然とそびえ立っている。



〜goodtimeの追想〜

東城から数箇所1本桜を巡って神石町へ訪れる。
4月16日に訪れた時は、まだ蕾だったが今日は見事に花を咲かせていた。
しかし曇り空で桜に陽射しが当たらないので、想像している姿には程遠く、
適当に撮って終了するつもりだったが、幹の廻りを見ると投光器があったので、もしかしてライトアップするのでは?と期待していた。
しかし、こんなローカルな桜にライトアップするとは到底思わず、
もしかして昨夜、地元の人が宴会のために用意した物では・・・と不安も過ぎり、
誰かに確認しようにも人一人いないまさにローカルな場所なのであった。

18時40分、空も徐々に暗くなるがライトアップする気配はどこにも無く、
とりあえず薄暗い姿を撮って、ライトアップするのを待つ。
そこへ車がやってきてライトアップの準備をし始めた。
てっきり地元の人が付けるのだとばかり思っていたが、どうやら役場の人のようで、
だとしたら、ネットに一切公開していないのも何だか寂しい。
そして19時00分、ライトは無事点灯して闇夜に桜が浮き上がった。
灯かり1つ無い山にひっそり咲いているライトアップされた桜と聞えてくるカエルの大合唱。
撮影しているカメラマンもいなければ花見客すらいない。
有名な桜を追いかけるのも良いが田舎で無名の桜を撮影するのも悪くない。







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