写真館 二千年一夜









下領家のエドヒガン
広島県総領町
2006年4月16日



本樹は、犬か丸山(標高620m)の南方で海抜約530mの所にある。
本樹は,樹高約20m、胸高幹囲6.67mである。
主幹は地上2.2mで南・北の二支幹に分かれるが南側の支幹は枯損し、長さ約3.5mの根元部が残っているにすぎない。
北側の支幹は地上約4m辺りでさらに二岐するが片方の枝は枯れ、
長さ3mばかりが残樹幹にはオシャグジデンダ,ノキシノブ,コケ類が着生している。
エドヒガンは,日本(本州,四国,九州),朝鮮半島南部,中国大陸中部に分布するサクラで日本の各地に巨樹名木が知られている。
しかし、それらの大部分は中部地方以北であり、中国地方で本樹のような全国的にみても有数の巨木がみられることは珍しい。
〜広島県文化財HP参照〜

樹 齢 : 500年

樹 高 : 20m
幹周り: 6.7m
根回り: 7.8m




〜goodtimeの追想〜

醍醐桜撮影後、何件もの1本桜を巡るものの撮影するに至らないほど見頃はまだ先だった。
午後になって総領町に到着。
下領家のエドヒガンは満開を迎えていることを事前にHPでわかっていたので、
午後の陽射しが当たる時間帯を狙って訪れてみた。
県下一太い幹のエドヒガンだが、台風などの被害で無残な姿になっているものの、
毎年わずかだが綺麗な花を咲かせていることから、愛好家やプロカメラマンが訪れる名所でもある。
すっかり晴れ渡る空の下、今年は辺り全体に日差しも当たり、撮影条件としては文句無い。
去年は数人ほど見物客がいたが今日は誰1人としていないのは、入口にあった看板に開花情報が掲載されていないからだろう。
撮影が終わる頃に数名の見物客がやってきて、この姿を見て感動していた。
他の桜に比べると、決して派出なものではないが、どことなく人の印象に残させる魅力がある。
小枝に僅かながら咲いている桜なので、この姿が見れるのもそう長くはないかもしれない。







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