写真館 二千年一夜



















































































































































































































































































































































































































































































賀名生梅林
奈良県西吉野村
2006年3月26日





奈良県三大梅林の1つ賀名生梅林は、丘陵を麓から中腹までおおいつくすように2万本の梅が咲き誇る県下有数の梅林として知られています。
明治10年頃から果実の収穫を目的として栽培され始め、大正12年東宮殿下の御成婚を記念して5千本の苗が植えられ、
その後大きく増殖されて、賀名生の梅林として知られるようになりました。


〜goodtimeの追想〜

昨日に引き続き、今日も神戸ポートピアランドの花火撮影だが、
午前中は暇なので、奈良県三大梅林が時期的に見頃だったことから月ヶ瀬以外の二箇所へ行ってみることにした。
とは言うものの、場所が奈良の山奥なので1時間に1本あるかどうかの電車とバスを上手く利用しなければならないため、
事前にネットで上手く乗り継げるように調査しておいた。
5時前に起きて朝の支度を済ませてホテルを出ると、
早朝とは思えないほど人通りが多いのは新今宮ならではの光景である。
空には綺麗な三日月が浮かんでいるが、今日の天気は残念ながら青空は見込めない予報になっていた。
ローカル線らしい雰囲気に包まれながらも6時55分、五條駅に到着。
ここから梅林までバスで移動するが1時間ほど待ち時間があるので、
ちょっと駅前をブラブラしてみたが、何とも静かな駅前。
事前に調べていた時刻表で8時05分に乗るつもりだったが、
駅前にやってきたバスの運転手に聞いてみると、賀名生梅林方面に行くとのことなので、
予定より40分早く駅前を出発。
そのお陰で賀名生梅林ではゆっくり散策することが出来ることとなった。
バスに20分ほど揺られながら山奥へと入り、賀名生地区に到着。
天気は曇っているので気分は乗らないが、早速梅林へ向かった。
歩いてすぐ目に飛びこんだのが険しい斜面に広がる白い梅の絨毯。
空が曇っているので、空と梅林の境がわからないくらい、というと大袈裟だが、
それくらい一面に梅林で埋めつくされていた。
空が青く広がっていたらさぞかし美しい景色かもしれないが、
逆に曇天下の撮影は露出が見易いので無難な撮影が出来た。
五條駅で梅林マップを貰っていたので、約1時間のコースを歩いて回ってみる。
車が走れる道はあるが、あくまで民家用の道なのでとても狭く、対向車でも来れば大変なことになる。
急な斜面なので日頃運動不足の解消には良いが、平坦な道が無いのでかなりキツイ。
それでも、時より足が止まるほど美しい光景に出会う時があれば撮影が休憩となったりする。
ところで、ここへやってくるバスの運転手に、大体1時間くらいで一周出来ると言っていたが、
とてもじゃないが平坦な道の無い急斜面だらけに1時間で回れるコースではない。
ようやく1周する頃には、雲越しに日差しが当たって明るくなってきたので、
最初に撮った場所をもう一度同じカットで撮ろうとしたが、
さすがに観光客やカメラマンが増えてきたので撮影は断念。
そろそろ五条駅発のバスが来る時間なので撮影は程々に切り上げてバス停に向かった。





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