菜の花を前ボケに撮影
オレンジ色の橋を前ボケで撮影
河津桜原木
河津桜原木
伊豆急行線 踊り子
伊豆急行線 踊り子
河津桜
神奈川県河津町
2006年3月4日
河津桜とは、原木を1955年頃、偶然発見したさくらの苗を、現在地に植えたものです。 1966年から開花が見られ、1月下旬頃から淡紅色の花が約1ヶ月にわたって咲き続けました。 このサクラは河津町に原木があることから、1974年にカワヅザクラ(河津桜)と命名された。 1月下旬から2月にかけて開花。 早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。 花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。 名前の由来となった河津町では1981年より、毎年2月10日前後から3月10日前後にかけて河津桜まつりが開催される。 河津駅近辺の河口から河津川にそって「河津桜並木」が約3km続いており、 毎年この時期になると大勢の観光客で賑わう。 〜goodtimeの追想〜 急遽、東京へ行く用事が出来たので、 それなら関東方面の梅林撮影の計画を立てているうちに河津桜の存在を知り、 初日に河津桜、2日目に曽我梅林という計画を練った。 金曜日に定時で仕事を終えて、そのまま福山駅で電車に乗り込み長い旅が始まった。 順調に電車は走り、23時19分発のムーンライトながら号に乗車。 時期的に大学生はもう春休みのせいか指定席は満席で通路に多くの若者が溢れかえっていた。 仕事の疲れで寝れるかと思ったが、ながら号は消灯しないので寝れず、 結局、ウトウトしながら3時12分、熱海駅を下車した。 この時間帯に乗客なんているはずのなのに、改札に駅員がいることに驚かされる。 JR西日本ではありえない。 伊東線始発まで時間があるので近くにある居酒屋で遅い晩御飯・・・じゃなくて早い朝食か。 5時03分、始発に乗って熱海駅を出発。 特急踊り子号の回送なのか、普通切符で踊り子号に乗れてちょっと感動。 (踊り子号は、車窓から景色が見え易いように席が傾いている) 伊東駅から伊豆急に乗り換えて河津を目指し6時30分、河津駅に到着した。 福山を出発してから11時間かけて河津町へ到着。 駅から線路沿いに歩くと河津桜が出迎えてくれる。 空腹は先ほど満たされたが、睡眠はまったく満たされていないので眠くて仕方無かったが、 お店のブースもまだ開いておらず、観光客もまばらで小鳥のさえずりが聞こえてくるほどの静けさの中、 朝の美味しい空気と綺麗な桜で長旅の疲れを癒してくれた。 しばらく歩くと土手に突き当たり、ここから川沿いに上流へ歩いていく。 場所によっては、菜の花も咲いており、黄色とピンクの競演といった感じで足を止めてシャッターを切った。 太陽が出ていれば朝一の日差しを浴びて綺麗に輝いていたのに少し勿体無い。 徐々に晴れ間が見えているので、あと1時間もすれば綺麗な青空が広がるかもしれない。 事前にネットで印刷したお花見マップを片手に土手を歩いていくと荒倉橋に大勢の観光客が集まっていた。 この橋から見る景色がとても美しく、思わず足を止めて眺めていた。 曇りだった空も青空が見えて河津町内にも陽射しが当たり、桜が輝くかのようにピンク色に光っているようだった。 この景色は確かに美しいが、残念ながら上空を走っている電線が台無しにしている。 河津川は街の中心に流れており、土手を下りるとすぐ住宅街が並んでいるため、 川土手はもちろんのこと、川の上空あちこちに電線や電柱が立ち並んでいるので、 いかに違和感無く撮影するべきか悩みどころである。 8時を廻ると徐々に観光客が増えてきたので、 とりあえず観光客が押し寄せる前に上流へ移動。 朝の陽射しが当たり空が青いこの状態がもっとも桜の美しい姿だと思う。 綺麗だと思うたびに足を止めては時間とフィルムが消費していった。 それではキリが無いので、適当なところでUターンし、 とりあえずマップによると駅から片道3キロ辺りまでハイキングコースになっているので、 峰橋を渡って反対の土手を歩いて戻ることにした。 そして、桜のトンネルは踊り子温泉会館の近くにあった。 土手の両サイドに咲いているので上を向いても空が見えないほど花びらで覆われているのでまさにトンネル状態。 どこを歩いても美しい景色だが、この一帯は特別に美しかった。 邪魔な電柱や電線もここでは気にすることもなく撮影出来そうだ。 しかし、この場所にもっと早く気付くべきだった。 近くに温泉会館があるだけに多くの観光客の記念撮影スポットと化していた。 敢えて観光客を入れるのも悪くはないが、それだとただの記念写真になるので、 ここは粘りに粘って、ほんの一瞬、観光客が途切れたの見計らってシャッターを切った。 きっと10時を廻っていれば客の流れは途切れることは無いのかもしれない。 駅から3キロと距離はあるが、町内あちこちに臨時駐車場があるので、 時間が経つに連れて混雑することは間違いない。 土手から少し離れた所に河津桜の原木があるので寄ってみる。 原木は、100年も満たない若くてそんなに大きくない1本桜。 昔、この原木を拾って育てたのが河津桜の始まりと言われており、珍しい品種なので今では天然記念物として指定されている。 ここでも多くの観光客はカメラマンが撮影していて混雑していた。 再び土手に戻って下流へと戻ると、朝の静けさとは180度変わり大混雑。 店も一斉にオープンして大繁盛しているのでちょっと銘菓を試食。 帰り間際に、伊豆急行線と桜の構図で撮りたいと思っていたので撮影をしようと思えば、 三脚を立てる余裕もないくらい人の往来が激しいので手持ち撮影で辛うじてシャッターを切った。 下りの電車は、臨時便を出しているので次から次へと観光客が押し寄せていた。 あと1ヶ月もすればどこでも桜が見れるのに、こんな混雑な目に遭いながら桜を見たいものだろうか。 改めて日本人って不思議だと思ったが、決して人のことは言えない(笑) |