写真館 二千年一夜


















































































絵下山
広島県広島市
2006年2月12日





絵下山公園は、安芸区矢野町にある絵下山(標高593m)の山頂一帯に整備されて展望台・休憩所が設けられており、
山頂付近の展望台や駐車場からは、広島市中心部や広島湾の島々を一望することができる大パノラマが広がる絶景ポイントです。
絵下山の名前は師僧のもとで修行する僧の意味である「会下」に由来しているといわれています。


〜goodtimeの追想〜

曇が広がる空も次第に晴れ間が見えてきて、
雨上がりで風が強そうなので夜景撮影にはちょうど良い。
絵下山にまだ行ったこと無かったのでフィルムの消化撮影を兼ねて夜景撮影に出掛けた。
絵下山山頂に続く道のりは、最初は広い道だったが次第と狭くなるものの2t車が走れる程度の道は決して狭いと贅沢を言ってはいけない。
2日前に広島市内は3cmほど雪が積もった証拠にまだ道路の辺では雪の塊が残っていた。
その塊も山頂が近づくにつれて増えてきて、ヒヤヒヤしながら上っていくが頂上を目前に断念。
チェーンを巻くのも面倒なのでここからは歩いて行くことにした。

16時40分、早速現地調査開始。
黄金山より不便な場所だが夜景スポットとしては人気があるようでカップルやカメラマンが数人いた。
絵下山の頂上には、駐車出来る空き地があるが、少し歩いた所に展望台が二箇所ある。
最近出来たてのデジタルテレビアンテナがまじかで見える場所とその途中。
夜景を撮るならアンテナまでの中間にある展望台が良さそうだ。
少し雲が多いものの、風が強いので大気のチリを吹き飛ばしてクリアな上空となっているので、
綺麗な日の入りが見れるかもしれないが、フィルムの消化撮影のため余分なフィルムを持ち合わせておらず、
今回は夕日撮影をせず車内で待機することにした。
太陽が沈んだ30分後に撮影開始なのでその10分前に機材をセットすべく展望台へと向かう。
他のカメラマンは夕日撮影を終えて帰ったのが誰もいなくなっていた展望台で撮影準備。
他の夜景スポットに比べると絵下山から見渡す広島市内はあまりにも遠くて、
夜景撮影をするにはあまり面白くないと思って敢えて絵下山は避けていたのだが、
1度くらいは訪れておこうと今回の撮影に至った。
望遠で市街地一画を切り取れば綺麗な夜景写真に仕上がるが、
肉眼で見るにはやはり遠すぎて感動することは無かったが、
今日のような青みのかかった夕暮れ空が良い夜景の演出になり撮影していて面白かった。
その光景もほんの僅かな瞬間で撮影も10分程度で終了。
あまり興味の無かった絵下山だったが、標高が高く広島市内のパノラマが楽しめるので、
撮影抜きにすれば案外楽しめる場所かもしれない。





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