写真館 二千年一夜













































恩原高原氷紋まつり
岡山県上斎原村
2006年1月21日





恩原高原スキー場で行われるレーザーショーと花火大会。
会場では地域の特産品が並ぶ屋台村をはじめ、ステージでは郷土芸能などのイベントが行われる。
雪と戯れる楽しいイベントや大小さまざまな雪像コンテストも開催される。
夕暮れになると雪灯篭に火が灯され、フィナーレに花火が打ち上がる県下最大の冬イベント。




〜goodtimeの追想〜

日本各地では大雪を記録しているが、年末から少し落ちついた日々が続いていた。
当初行く予定は無かったが、水仙はまだ咲いておらず天気も落ち着いているので、
ドライブ気分で恩原高原へ行ってみることにした。
今日は落ちついている天気だが、先日までは雪マークになっていた。
雪雲が九州辺りで停滞していたので今日は雪の心配はなさそうだが、
出掛ける前にネットでチェックして家を出発。
奥津を過ぎた頃から歩道に雪の塊が見えてきたが、
去年に比べると雪の量は少なくチェーンのお世話になることなく現地に到着した。

16時30分、到着した途端、何やら怪しい雪雲が空を漂っている。
そして白いものがパラパラ・・・雪ではなくアラレだった。
特に現地調査をするまでも無いのだが、
せっかく1年ぶりに訪れた恩原スキー場なのでスキー場の雰囲気を楽しむべく場内を散策してみると、
駐車場内で氷紋祭りが行われおり、いろんなキャラクターの雪像で子供が無邪気に遊んでいた。
ステージではビンゴゲームの真っ最中で盛り上がり、
各ブースからは美味しそうな匂いが漂い、私のお腹を刺激していた。
今年は違う所から撮ろうと思い、17時にリフトが停止したのを見計らって場内を調査。
ちょっと小高い所から狙おうかと思ったが、レーザー光線と上手く絡みそうに無いので止めた。
雪像と花火という組み合わせは、今年も位置的に無理なので断念し、
結局、昨年と同じ所から撮影することにした。
アラレは降ったり止んだり、時には雪混じりで降ったり、気付けば道路は薄っすら積もった状態になっている。

17時30分、機材を取りに車まで戻ってみると、フロントガラスに雪がビッシリ積もっていた。
今は止んでいるが、このまま降らないことを願う。
と思った5分後に本格的に雪が降り出し、これが悪夢の始まりとなった。
それなりの防寒、降雪対策はしているものの吹雪かれてしまえば撮影出来ない。
雪が落ちつくまで機材をセットするのは控えていたが、
打ち上げ時刻が迫ってきたので最新の注意を払って機材セット。
今まで降雨撮影は何度も経験したことあるが降雪撮影は初めてで、
北海道で花火撮影をした時は、直前に雪が止んでくれた。
その奇跡は今回は起こることなく18時00分、音楽が流れる中、レーザー光線と花火ショーが始まった。
約4000発のうち殆どが特殊効果花火なので、最初のうちは様子を見る。
雪で煙の流れは確認出来ないが、降雪の中で花火が上がるとまるで霞かかったように見える。
花火の内容は去年とほぼ変わらず、約30分間の花火はバラエティあふれる内容で、
今回も終盤で披露された千輪乱舞はまさにシャッターチャンスだったのに何故かシャッターが下りず、
寒さで電池が急激に切れてしまったようだ。
条件も悪くラストのアクシデントで悔いの残る気分で花火は終了した。
花火が終わる頃に雪も少し落ちつき、この1時間で集中して降った模様で、
この程度の雪なら道路に落ちても解けるだろうと思って見てみると、
薄っすら積もった雪は、走る車により圧雪状態となっていた。
帰りはチェーンを巻いたものの、国道179号線の分岐点であっという間にお役目終了。
雪山から出て空を見上げると、雪雲の間から綺麗な星が輝いていた。





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