カウントダウンパーティーin大佐
広島県芸北町
2005年12月31日
大佐スキー場で行われる毎年恒例のカウントダウンイベント。 新年を迎える約400発の花火が打ち上がる。 〜goodtimeの追想〜 今年も残すところあと僅かとなり大晦日の予定も特に無いので、 今年もどこかのカウントダウン花火を撮りに行く計画を立てるが、どこで撮影するか実は大晦日まで決まっていなかった。 去年初めて経験した呉ポートピアのカウントダウンイベントは開催されず、綺麗な花火とイルミとの組み合わせが美しかっただけに残念。 今年もスキー場は無理だと思っていたが、年末にかけて寒さが緩み少し暖かい日々が続いたせいか、 高速道路の情報を見て、チェーン無しでも行ける可能性が出てきた。 広島のスキー場は、何と5箇所(2005年付)もカウントダウン花火を行い全国的にも珍しいのではないかと思われる。 花火の内容を選ぶか、楽に行ける所を選ぶか・・・ 去年は、芸北国際で尺玉が揚がったらしい。 芸北地区内にカウントダウン花火が3ヶ所もあるなんて、少し時間をずらしてくれたらどれほど嬉しいことか・・・ 最終的に、牛尾煙火の花火が見たい理由で大佐に決定した。 14時40分、命綱的役目であるチェーンを積んで、2005年最後の戦いの場へと向かう。 16時45分、千代田の道の駅で少し休憩。 歩道にはかなり雪が積もっているので、ここから先はチェーン装着の覚悟をしなければならないが、 幸い今日は雪が降らなかったのか道路には雪が無くチェーンのお世話になることは無かったが、 豪雪地帯である芸北に入ると歩道には1m級の雪壁が出来ており、 またその壁が雪崩を起こして道路に流れているものだからヒヤヒヤした。 結局チェーン無しで18時00分、無事に大佐スキー場に到着したのだった。 早速、現地調査開始。 既に担当煙火が準備を終わらせていたので、内容と打ち上げ場所を確認させてもらった。 肉眼では見えなかったが、正面向かって左方向の丘の上から約400発ほど打ち上げ。 近くにある芸北国際の3000発に比べると、あまりにも少ないと思いがちだが、 牛尾煙火の場合、たとえ400発でも内容が良いので不満に感じない。 時間はたっぷりあるので、一先ず腹ごしらえ。 カレーが1000円とありえない値段だが、花火協賛金として提供させてもらった。 夕食を食べて、再度現地調査開始。 どこから撮るか、大佐スキー場ならではのカウントダウン花火らしい絵にしたいが、 カウントダウンイベントは、場内に小さく設置されたレゲエステージのみ。 ステージで盛り上がってる会場と花火との組み合わせは場所的に不可能。 場外から撮ることも考えたが、結局、賑やかな場所から離れた場内端っこに決定。 明るい照明もきっと花火打ち上げ時にはライトダウンするだろうからリフトがシルエットになり、 花火の色が雪に反射して面白い絵になるかもしれない。 現地調査を一通り済ませ建物内に待機。 ロビーではスキーを終えて、カウントダウンイベントに備えて待機している客も多く、 駐車場には県外ナンバーのバスが数台止まっており、小さなスキー場だと思っていたが人気のあるスキー場のようだ。 車の中で紅白のラジオ中継を聴きながらウトウトしていたが、あまりにも寒くなって機材を担いで再度スキー場へ向かう。 気温はわからないがかなり寒い。 雪で解けた道路は凍りつきアイスバーン状態と化している。 ロビーで暖かいコーヒーを飲んで気合を入れて機材をセットしに向かう。 23時00分、ステージではレゲエライブで少しずつ盛り上がっている。 風はほぼ無風なのでありがたいのではあるが、無風だと煙が停滞するので最初が勝負になるかもしれない。 年が変わる15分前に機材をセットして準備万端。 レゲエステージのボルテージも高くなり、たくさんの人が集まっていた。 徐々に場内の照明はダウンして真っ暗となる。 ステージから1分前のカウントダウン。 そして、2005年から2006年へと年が変わり、澄み切った極寒の夜空に花火は打ち上げられた。 400発の花火は10分程度で終了。 牛尾得意の仕掛けスターマインが続き、最後は冠菊で終了。 牛尾ならではの花火を収縮した内容で、真っ白なスキー場が花火色で綺麗に染まる光景は白銀の世界ならでは。 たった400発なのに何故か心地よい気持ちにさせてもらった。 年が明けてレゲエステージのボルテージは最高潮の中、大佐スキー場を後にする。 道路は所々凍結していたが、帰りもチェーンのお世話になることなく時速40キロ以内で安全運転して午前4時30分に無事帰宅。 もちろん、初日の出は夢の中。 |