写真館 二千年一夜












































醍醐桜
岡山県落合町
2005年11月20日







伝説によれば、元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名が付いている。

樹齢:700年(地元説では1000年)
樹高:18m
目通り7.1m
根本周囲:9.2m
枝張り:東西南北20m



〜goodtimeの追想〜

寒い・・・寒すぎる。
0時30分、道の駅で仮眠していたがあまりの寒さで目が覚める。
車内を暖めるために醍醐桜の駐車場へ移動して再び仮眠。
また寒さで目が覚めたは3時30分頃だったがこれは予定通り。
外に出ると醍醐桜の大木が月の光に照らされてとても幻想的。
草木も眠る牛三つ時、こんな夜中に1人ゴソゴソしていると、イノシシだと間違えられて発砲されそうな気がする。
いや、発砲されなくてもイノシシの罠があるかもしれないので、うかつに遊歩道以外の道を踏み外せない。
暗くてよく見えないが、どうやら雲海も発生している模様。
肉眼では見えなくても写真だと月光で映りそうで、これは予定外の自然からの贈り物だった。
これで星が上手く流れればまさに自分が頭に描いていた通りの構図となる。
早速、機材を静かにセットし、撮影開始。
月の明かりが眩しいくらい輝いているので、下手に長くシャッターを明けると真昼並の明るさになってしまうので難しい。
過去の経験をいかして、1.3.5.10.15分の5カットで撮影。
月が出ていなかったら、最低30分露光は必要となるが月が出ているのでせいぜい15分までだろう。
果たしてどういう結果になるか楽しみなのはフィルム撮影ならではの魅力の1つ。
撮影終了後、再び車の中で毛布に包まって就寝、朝を待った。






写真館 二千年一夜