堀庭園
島根県津和野町
2005年11月12日
津和野の山間にある、かつて石見銅山で繁栄した豪族堀氏の池泉廻遊式庭園。 土蔵郡、客殿を伴った楽山荘、主屋対岸の和楽園、畑迫病院跡などで構成され、指定面積6ha及ぶ。 庭園には十三重の塔、雪見灯篭や滝といった見事な景観を作り出し、 秋になると裏山のもみじ、楓が見事に色づき紅葉の名所として知られている。 〜goodtimeの追想〜 津和野から県道17号線を山奥へ走ると堀庭園に到着。 開園は8時からなので、外から見える庭園や外観を撮影。 霧がかかり薄暗くても雰囲気があって面白い。 次第に太陽が昇ると、霧がドライアイスみたいな演出となって幻想的な世界へ。 夢中で撮影しているうちに8時が過ぎていつの間にか開園していた。 観光客もカメラマンもいないので一番乗り。 堀庭園は、紅葉スポットでは有名な場所だがネットで調査する時点ではそんなに期待はしていなかった。 軽く現地調査して撮影して帰ろうと思っていたのが、庭園に入った瞬間、あまりの美しさにしばらく見惚れてしまった。 朝の日差しが庭園に当たると蒸気が上がり、池を見下ろせば紅く染まった紅葉が写り込み、その中で鯉が気持ち良さそうに泳いでいる。 私の存在に気付き朝ご飯をくれると思っているのかたくさん集まってきた。 空を見上げれば、樹齢300年の楓が綺麗に透過してこれまた美しい。 誰もいないので遠慮無しに撮影開始。 9時30分頃になると1人、また1人と観光客が訪れる程度だが、係員の話によると10時以降になると大勢訪れるらしい。 庭園は朝一番から日差しが当たるため撮影は午前10時までが勝負となる。 道路を挟んで和楽園があるので行ってみた。 こちらは、日差しの関係上まだ紅葉していないところもあったが、遊歩道の山道は綺麗に紅葉している。 どちらかというと午後からが撮影チャンスとなりそうだ。 堀庭園で予定以上にフィルムを使ったので紅葉を見て楽しむだけにした。 |