写真館 二千年一夜

























































































































辻の彼岸花
広島県吉舎町
2005年9月25日






市内の辻地区のヒガンバナの群生地は、馬洗川と水田に囲まれた栗林を縫うように広がっており、
自生していたものが自然に増えてできたが、十数年前から地元のボランティアの方々が手入れをしながら、
「彼岸花の里」と名付けて守り続けてきたという。
広範囲に群生しているところはとしては中国地方でも随一とのこと。


〜goodtimeの追想〜

昨夜の乙九日撮影の帰りに雲海撮影の現地調査を兼ねて甲奴へ寄ることにした。
不発に終わった調査の後、辻の彼岸花が満開を迎えようとしている情報が入っていたので、
吉舎町にある群生地へ向かうことにした。
今まで、吉舎の彼岸花の存在は知っていたものの、小さい頃の迷信のせいでどうも彼岸花が好きになれず撮影を拒んでいたのだが、
カメラマンの間ではかなり有名な場所なので初の彼岸花撮影に挑む。
6時00分、早くも車が数台止まっており、さすが有名な撮影スポットである。
早速、機材を背負って群生地へと向かう。
まだ満開というほどでもないが、場所によっては真っ赤な絨毯となっており、
土手に咲く彼岸花と違い、これだけまとめて咲かれてしまうと恐いを通り越して不気味な光景。
少しウロウロして、朝露のかかった花を見つけて早速撮影開始。
標準レンズで狙うと面白くないので望遠で覗いて見るとなかなか面白い絵になるかもしれない。
日の出は6時くらいだが、山に隠れて少し遅い40分くらいに顔を出して、
彼岸花群生地に眩しい日差しが当たりだした。
本当はもっと長くいたかったが、ただでさえ多いカメラマンに観光客も増えてきたので7時に撤収。







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