写真館 二千年一夜





吉舎ふれあい祭り
広島県吉舎町
2005年8月15日






毎年お盆の8月15日、町の中心部にある親水公園一帯で行われる「吉舎ふれあいまつり」
馬洗川に夕闇がせまるころ大小5000個の灯ろうの幻想的な光に包まれる。
伝統的なものあり、ユーモラスなものあり、それぞれこの日のために、
アイデアや趣向をこらしてつくられた灯ろうばかり。川面にファンタジックな世界がゆらめきます。
人びとの心が一つになり、町中を熱気に包んだまつりは、
夜空に咲く2000発の花火でフィナーレを迎えます。
商工会独自の祭りとして昭和62年から始まったこの祭りは、
現在は町をあげての祭りへと変身し、近隣の市町村に例を見ないほどの光の夏祭りとなり、
すっかり夏の風物詩として定着しました。

〜吉舎ふれあい祭りHPより〜


〜goodtimeの追想〜

今朝、広島県内大雨洪水警報が発令しており、川で行われるお祭りなので開催の有無が心配されたが、
ネットで調べると開催するとのことだが、河川の増水が心配される。
今朝の大雨が嘘かのようにすっきりした天気になり、今日は綺麗な花火が見れるかもしれない。
18時00分、吉舎に到着。
昨年に引き続き同じ場所からの撮影に挑む。
ナイアガラ、打ち上げ、そして河川に設置していある灯篭がすべて入るベストな構図。
他のカメラマンは国道沿いに集中しているが、それはそれで良い場所かもしれない。
心配していた増水は無かったものの今朝の大雨で灯篭が流されたようで例年に比べると何とも寂しい光景で、
灯篭コンテストも今年は中止となった。
暗くなってステージのイベントも盛り上がり会場の賑やかさもピークを達した。
ステージイベントが終わり21時10分、打ち揚げ開始。
昨年に引き続き、牛尾煙火による14のプログラムで構成された内容。
牛尾煙火の仕掛けは素晴らしいが、打ち揚げた途端に煙に覆われ、昨年と同じ状態となってしまった。
雨上がりだっただけに期待はしたが、時期が時期だけに湿度が急上昇し、蒸し暑さが煙を停留させた。
ここの花火大会は煙待ちをしてくれるのがせめてもの救いであるが、
その煙待ちも空しく空は靄ってしまい、クリアに花火を見れることは無かった
花火打ち揚げも終盤を迎えるが、上空は相変わらず大量な煙。
ここで司会者から粋な計らいで煙が無くなるまで待機宣言。
次のプログラムは、司会者も好きな黄金満開菊なのでみんなにも見てもらいたいから、ということで、
煙が無くなるまで時間を掛けて打ち揚げを中断。
5分ほど待ってようやく煙が掃けたところで、いよいよ黄金満開菊の始まり。
しかし、黄金満開菊に入る前にまさかの小型煙火を打ち、大量な煙が発生した後に黄金満開菊の連打となった。
町内の募金と少ない企業の協賛で成り立っているお祭り。
三次市市長も来ていたので少しは三次市も協賛してるのだろうけど、司会者が煙待ちの時に言ってました。
「数多く揚がる花火より、のんびり打ち揚がる花火の方が好きです」
これは三次市の花火を意識して言っていたようにしか思えない。
三次の花火は18000発に対して吉舎の花火は2000発。
それでも軍配は、誰もが吉舎をあげるだろう。
それくらい吉舎のお祭りは素晴らしいのである。








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