写真館 二千年一夜






























































































































































天の川まつり
岡山県美星町
2005年8月12日






天の川まつりは、願いごとを書いた灯ろうを「星の郷青空市場」周辺の道路に置き、
灯ろうの一つ一つに火を灯して天の川に見立てる幻想的なイベントです。
灯ろうに願いを書いて天の川を創ります。最後に神主様に祈祷していただき、焼いて天に願いを届けます。
このほかにも、ステージイベント・花火(約400発)・盆踊りなども行われます。
〜井原市観光協会HP参照〜


〜goodtimeの追想〜

美星町で行われる天の川まつりを知ったのは数日前で、たまたま岡山県のHPをウロウロしてたら見つけた。
美星町、星の美しい町で有名な美星町。
噂によると美星町までの道のりは、クモの巣のように複雑で夜になるとタクシーの運転手ですら道に迷うらしい。
そんな町へついに踏み入ることとなった。
今日は盆休み前の最後の出勤ということで定時に仕事を切り上げて現地に着いたのは19時前。
途中、おばあちゃんに道を尋ねながら無事に会場に着いた。
スケジュール表には21時30分から花火打ち揚げとなっていたので、
道路の一部を通行止めにして、灯篭がたくさん置かれて幻想的な光景を写真に収めたりして時間を過ごした。
祭り進行について関係者に伺うと、花火打ち揚げの前に、道路上に並べられている灯篭を1箇所に集めて供養。
その後に松明に火をつけて、松明の廻りにある灯篭に点火し燃えていく。
その後に花火が打ち上がるらしい。
打ち上がる花火は、大したものではなく小型煙火300発ほどを地元の資格を持っている人が揚げるのだとか。
道路上に並べられている灯篭と花火、という構図が理想だったが、
その灯篭を広場へ集められるのなら、それを狙った構図で行くしかない。
21時00分、オカリナ演奏が響く中、道路上や会場内にある灯篭が係員や一般客の手によって徐々に松明の前に集められた。
そして、祭壇の前に神主さんが登場し供養が始まる。
供養が終わった後、松明に炎が点火。
風があるせいか凄い勢いで燃えていき、次第に灯篭へ火が移っていく。
そんな中、21時30分過ぎに花火が打ち上がった。
玩具花火を大きくしたような小型煙火だったが、それでも花火が打ちあがれば会場のどよめきを感じる。
300発の花火はあっという間に終わり、打ち終わる頃には、灯篭も綺麗に燃え尽きていた。
小さな町の小さなお祭りなのに、想像してた以上に人が多く、
雑誌やネットに記載していないのできっと地元の人が大半を占めているのだろうけど、
たとえ規模が小さい花火が上がっても、地元の人達にとっては年に1度の花火大会。
きっとみんなこの夏祭りを楽しみにしているのだと思った。
チラシを見ると協賛、後援が西は備後地区、東は倉敷、岡山と広範囲に渡っているのには驚いた。
合併により過疎が進む中、美星町も井原市と合併したが、美星町はまだまだ元気だった。
星の美しい町の夜空は少し靄がかかって星があまり見えなかったのは残念だったが、
機会があればいつか星が降ってくるような星空をこの町で見上げてみたい。








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