写真館 二千年一夜
















































































笠岡港まつり花火大会
岡山県笠岡市
2005年7月30日






笠岡港まつりの最後を飾る花火大会。
商工会主催による地元企業の寄付で執り行われ、
スターマイン、水中花火、大玉花火の打上げなど約4000発が打ち上げられる。


〜goodtimeの追想〜

花火大会といえば、渋滞、混雑、そして長い待ち時間が想像されるが、
笠岡の花火大会は、大概、尾道の花火大会と重なり笠岡市民ですら尾道へ行くので混雑は少ない。
今回、笠岡の花火大会初観覧となるが、実際に行ってみてそう思った。
17時30分に福山駅を出発し、わずか10分ほどで笠岡へ到着。
仕事終わりなのにも関わらず、何とも早い現地入り。
たっぷり時間があるが、初めての会場なのでとりあえず現地調査から始める。
笠岡には何度も通過したことあるが、こうして駅に降りて市内を歩くのは初めてだったので何もかもが新鮮に思えた。
本部で貰ったプログラムによると、ワイドスターマイン、仕掛けスターマイン、早打ちなど1時間展開されるが、
早打ちの欄には、4.5.6号玉の他に大玉と書かれている。
県内一の大玉が打ち上げられると雑誌に書いてあったので尺玉が上がるのかと思ったが、実際には8号玉らしい。
8号玉なら残念ながら県内一ではない。
プログラムの裏面にはビッシリと書かれてある協賛企業に笠岡は不景気に負けない元気な街のようでなりより。
撮影場所を決めるため打ち上げ位置を確認したいのだが、
湾の向かい側にある干拓地からの打上なので、防波堤で見えない。
唯一見えるのは、「晴れの国、おかやま国体」の枠仕掛けと打ち込み水中花火の筒。
担当者によると、その枠仕掛けの裏から打ち上げる、とのこと。
枠仕掛けの後方なら、その正面から見るのがベストだが、
生憎、正面は広範囲に渡って招待席となっており、一般客は残念ながら入れない。
協賛者あっての花火大会ですから・・・主催者にそう言われると、余所者は反論出来ない。
それなら一般客はどこを陣取っているのだろうか?とウロウロしていると、
招待席の左側の海岸沿いにチラホラとシートが敷いてあった。
観覧するならともかく写真を撮るにはあまりにも都合が悪いので結局、来た道を戻って港の方まで戻り、
適度な場所を見つけて三脚を立てらせた。
定刻時間に20発ほど一斉に号砲が鳴り響き、このようなすさまじい号砲は初めて体感し、
これはかなり期待出来そうな予感がした。

昨日に引き続き、今日も雨の予報を覆して綺麗な夕焼け空が広がっている。
蒸し暑くて湿度が高いか?と心配していたが、秋を感じさせるような涼しい風が西から東へと吹いていた。
20時00分、枠仕掛けに点火し怒涛のワイドスターマインでオープニングを飾る。
枠仕掛けの後方というより、随分右側から打ち上がり、その後の小玉の早打ち、大玉の打ち上げと続く。
早打ち、仕掛けと共に飽きさせない内容で最後はワイドに展開する打上、
そして、夜空を埋め尽くす大空中ナイアガラ、会場内拍手大喝采で幕を閉じた。
まだまだ撮ってみたい場所は数カ所あるので、あと3年は通うことになりそうだ。
笠岡駅から近い場所で撮影していたので帰り客が来ないうちに駅へ向かい、意図も容易く笠岡を脱出。
上りの電車は尾道の花火大会の帰り客で通勤ラッシュ状態になっていた。






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