写真館 二千年一夜









































あきつ住吉祭
広島県安芸津町
2005年7月29日






「万葉集」にも詠まれた安芸津町では、毎年7月29日の夜に御神体を乗せた管弦祭が湾を廻る中、約1300発の花火が打ち上げられ、
近くの保野山に「万」の字が点灯される。



〜goodtimeの追想〜

この日は平日で仕事のため、定時に仕事を終わらせて現地に着いたのは18時40分。
安芸津の住吉大祭、まったく情報が掴めておらず、一体、どういう由来でどういうお祭りなのか?
ネットで調べても詳細不明で、東広島市と合併したことで安芸津の色も徐々に薄れて行くのだろうか。
集会所にポスターが貼ってあり、奉納花火と記載しているので、
ここで打ち上がる花火は通常の花火大会とは意味が違うことがわかった。
20時が近づくにつれて、殆どいなかった漁港付近にもたくさんの人が集まっていた。
そして20時00分、花火打上が始まる。
約30秒おきに一発打ち上がる時もあれば激しく連発花火、そんな流れで進んでいくものだから、
子供にとっては退屈だったみたいで、花火が上がってるのにも関わらず、花火をして遊んでいた。
老夫婦は、家族一同揃うことが嬉しいみたいで、そんな子供たちを楽しそうに見守っており、
花火大会は家族が集まる大切な切っ掛けでもあるのだと思った。
今日は花火を見たという気分ではなかったが、不思議と心癒されたような気がした。
「万」という文字が輝く中、海岸線を走って家路に向かう。
何だか久々に正福寺から眺める桜が見たくなった。







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