写真館 二千年一夜





夜待まつり 夏まつり西大寺
岡山県岡山市
2005年7月16日






西大寺観音院を中心に行われる「夜待まつり」。
天正年間に、西大寺の『会陽』で投下された宝木が行方不明となった時に、
篤信者の手を経て無事戻ってきたという故事にちなみ、「夜待」と名付けて旧暦6月17日に祭礼が始まった。
会陽太鼓の披露や額あんどんの奉納、西大寺吹奏楽団の演奏などが行われ、大勢の人で賑わい、
近隣の商店街、西大寺境内では土曜夜市が催される。
西大寺観音院側の吉井川河川敷から約1000発の花火が打ち上げられる。


〜goodtimeの追想〜

長い空梅雨から一転して大雨の日本列島だったが、雨も上がり南九州から徐々に梅雨明けと共に今年も暑い夏が始まろうとしている。
そして、いよいよ熱い過酷な夏花火撮影がスタートする。
仕事を終えて西大寺駅に着いたのは19時。
毎年2月の会陽に来ている者にとってこの時間帯なのに明るいのは何とも不思議な景色に感じるものである。
そして15分掛けて西大寺に着いてみると境内がお祭り会場となっており露店がたくさん出ていたのも不思議な光景に見えた。
大混雑の境内を抜け出し、冬花火での御馴染みな吉井川土手の撮影ポイントへ移動。
冬花火は土手上から撮影していたが、夏は土手を通行止めにしておらずあまりにも危険なので土手下から撮影。
どうも河川敷を臨時駐車場にしているようで、頻繁に車が走っていた。
これもまた1つ、夏と冬の違い。
そして何よりももう1つ大きな違いは花火業者が違う事。
果たしてどんな花火を見せてくれるのか期待と不安が混ざり合う中、暗い土手下で撮影準備を整えた。
21時00分、花火が打ち上がる。
蓋を開けてみれば不安的中で煙停滞などもあり殆どシャッターを押さず終い。
やはり夏と冬とでは差がありすぎて、同じようでまったく違う花火大会で、これならわざわざ暑い夏に来る必要も無い。
21時30分、花火終了前から帰宅客の車で土手は大渋滞。
土手から撮っていれば強いライトで撮影不能になっていたに違いない。
21時を過ぎても一向に涼しくならず、蒸し暑い中、汗を掻きながら西大寺駅へと向かう。
明日から大分遠征。
一刻も早く家に帰って寝たいのに、こういう時に限って電車が止まり家に着いた頃は日付が替わっていた。






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