写真館 二千年一夜




下領家のエドヒガン
広島県総領町
2005年4月17日






本樹は、犬か丸山(標高620m)の南方で海抜約530mの所にある。
本樹は,樹高約20m、胸高幹囲6.67mである。
主幹は地上2.2mで南・北の二支幹に分かれるが南側の支幹は枯損し、長さ約3.5mの根元部が残っているにすぎない。
北側の支幹は地上約4m辺りでさらに二岐するが片方の枝は枯れ、
長さ3mばかりが残樹幹にはオシャグジデンダ,ノキシノブ,コケ類が着生している。
エドヒガンは,日本(本州,四国,九州),朝鮮半島南部,中国大陸中部に分布するサクラで日本の各地に巨樹名木が知られている。
しかし、それらの大部分は中部地方以北であり、中国地方で本樹のような全国的にみても有数の巨木がみられることは珍しい。
〜広島県文化財HP参照〜

樹 齢 : 500年

樹 高 : 20m
幹周り: 6.7m
根回り: 7.8m



〜goodtimeの追想〜

下領家のエドヒガンは、全国的にも名の知れた桜で、有名なカメラマンも訪れれば、いろんな雑誌にも掲載されている。
3本あった枝が台風で2本折れて、見た目にそんなに派手な桜ではなく、むしろ痛々しい姿が印象に残るが、
幹の太さ6.4mと堂々県下一、全国第5位を誇っているので有名なのかもしれない。
15時15分、駐車場からさらに遊歩道を300mほど歩くとようやくエドヒガンにたどり着いた。
山の斜面、廻りは竹などに囲まれる中、1本だけ桜がありかなり山奥なのできっと有名になるまではひっそりと時の流れを過ごしていたように思える。
他の桜に比べるとやはりそんなに派手さは無いが、木の幹は半端じゃなく太い。
今年はやはり花の付きが悪いのか、上部辺りしか花は付いておらず、写真などに比べると何だか寂しい感じにも見える。
15時を過ぎると上部だけ太陽が当たり、下部は陰ってしまい写真を撮るには不向きな時間帯に来てしまったようだ。






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