写真館 二千年一夜



















































































































与一野のしだれ桜
広島県戸河内町
2005年4月17日






昭和15年、皇紀2600年奉祝の記念樹として植えられた。
2010年は地元の好意でライトアップもされた。
樹齢約70年、樹高12m、幹周2.4m。

地名の由来は、那須与一公最期の地と称する「与一野」、与一公の墓碑がある。
※安芸太田町となり「与一野」という地名は消滅。



〜goodtimeの追想〜

広島県ローカル1本桜巡り2日目は、与一野のしだれ桜からスタートする。
ところで、与市野ってどこにあるのか地図で調べてみると、県道305号線を走らなければならない。
県道305号線とは見るからに不気味そうな道で、まだ走ったことは無いがいつも戸河内を走るたびに気になっていた。
午後でも山に囲まれて、太陽が当たらないので薄暗く、
まるで黄泉の国へと繋がっているのではないか!?と思わせるほど不気味な道である。
与一野へ行くにはその道を走らなければならない。
内心、ドキドキしつつ楽しみでもあったが、なんと通行止め。
夜中に走ってたら本当に黄泉へ行くところだった。
枝垂れ桜は、その県道沿いから見える小高い丘に咲いていた。
6時10分、空は明るいが裏山が邪魔でしばらく桜に日は当たりそうに無いのでしばし待機。
桜の前景には、水が張った田んぼがあり水面に映って美しく、
背景には、中国山脈の山々が見渡せ、標高の高いアルプスに咲いている桜かと思わせるような風景だった。
がしかし、桜のお隣に電柱があり、縦横無尽に電線が走っているので電線が写ってしまうのである。
こんな素晴らしい景色を目の前にして思うような写真が撮れないのが残念で仕方なかった。
(2010年秋に電柱、電線は移設するとか・・・)





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