写真館 二千年一夜


















































































































































中越家のしだれ桜
高知県仁淀村
2005年4月10日

goodtimeの追想

再び、国道33号線に戻り来た道を戻る。
しだれ桜のある別枝地区には、仁淀村から以外に柳谷村からでも上がれるみたいなので、
案内板に沿って上っていくと広い駐車場に出てきた。
ここも観光客対策で整備されたのだろうか。
ちょうどお昼を過ぎた13時40分だったので人出も多く殆ど駐車場は埋まっていた。
中越家のしだれ桜はここからすぐかと思いきや、坂道を歩いていかなければならない。
途中、市川家のしだれ桜も満開で綺麗だった。
中越家の子供らしく、まだ100歳に満たない若い木らしい。
結構な急勾配の坂道を上って中越家に到着。
ネットでは60%の開花となっていたが、
桜は既に100%の満開となっていた。

今日は軽く撮影して、明日改めて狙うことにした。

ひょうたん桜のライトアップまで時間がたっぷりあるので、しばらく枝垂れ桜を眺めていた。
ここもまた小高い山の上にあるので時より吹く風が心地よい。
売店ではアメゴの塩焼きを売っていたので、お茶だけ買うつもりがアメゴまで買ってしまった。
川魚の丸かじりをするのは初めてだったが、身がホクホクして塩のしょっぱさがまた絶妙で尻尾から頭まで丸かじり!
(骨が喉にひっかかり、それが取れる夜中まで悪戦苦闘することとなる。)
15時40分、太陽が西へ傾き掛けてきたので、ひょうたん桜へ再度向かった。














































































































































































































































































































































































中越家のしだれ桜
高知県仁淀村
2005年4月10日






庄屋中越家はかつての佐川領主の休憩所とされ、
その場所に現当主の祖父中越信記氏が植裁したものと伝えられている。

樹齢:約200年
樹高:15m
枝張り直径:14m
胸高直径:60cm

土佐三大祭の一つの秋葉の練りは、この庭でも行われている。


〜goodtimeの追想〜

午前5時20分、雨の音で目が覚める。
今日が雨だったのが幸いしたのかそんなにカメラマンもいない。
昨日練っておいた構図を参考に機材をセットして撮影準備に入る。
小雨だった天気も次第に止み、廻りの景色は昨日と同じくたくさんの霧が立ち込んでいた。
今日はきっとこのままだろうと思いながらシャッターを切っていると、東の空から薄っすら太陽が見える。
霧に隠れて日差しは当たって無いが、紛れも無く太陽が姿を現している。
このまま霧が晴れれば、朝の日差しが当たるに違いない。
その予想は当たり霧は晴れて、向かいの山が見える程度まで下がった。
自然の変化は数分でガラリと変わっていくので、それと共にフィルムの消化が激しくなる。
そして、天気予報の雨を覆して日が差してきたが、誰もがこの天気に驚いていたと思うが、
雨雲が流れて青空へと変わっていく姿は誰が想像しただろうか。
撮影していくうちにフィルムが足りなくなることはわかっていたが、それを承知でシャッターを切っていた。
気付いた時には、既に残り2本。

8時30分、天気はすっかりポカポカ陽気。
空を見ても雨の降る気配は無さそうなので暑い1日になりそうだ。
撮影も一通り終えたので、次へ移動することにした。
ひょうたん桜と別枝のしだれ桜。
高知の山奥に存在する2本の素晴らしい桜に出会えて本当に良かった。





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